『Beyond MaaS』で示されていた、本格的な地域課題の解決をめざす「Beyond MaaS」がいかに難しいことであるかを、伊豆における2度のMaaS実証実験(フェーズ1,2)での七転八倒の体験談の形で綴った書。都市計画の読み物としては本年最も「読める」本でした。さきほど読みはじめ、休むことなく一気に読んでしまいました。主人公の勢いに引き込まれてしまい。。
ということですので、この分野に興味がある方は、体験してみてください。
決してよくある成功談ではありません。どちらかというと失敗だらけです。けれども我が身も同じ立場なので、失敗というより当然乗り越えるべき課題群。次から次へと課題に直面します。乗り越えられたり課題のまま残ったり。そしてコロナ。フェーズ2の最後はコロナに重なってしまいました。まさに「戦記」です。
森田創著、講談社、2020.7.20刊。
三島の都市計画にかかわっている関係で、フェーズ1の準備段階から「やるぞやるゾ」という声がかなり聞こえていました。その全貌がつかめたことに感謝します。そして、フェーズ3もスタートしたのですね(2020.11.16~2021.3.31)。まちづくりサイドとも連携してさらなる効果があがることを期待します!