『アパレルの終焉と再生』

あけましておめでとうございます。

「このままではいつまで続くかわからないコロナ禍に耐えられない」と、昨年末にパソコンを入れ替えました。レジリエンス度も(少なくとも心理面では)おおいに向上したと思います。

 

2021年のはじめにお届けするのは、、、

 

新型コロナの影響が最も大きかった(大きな影響が続いている)アパレル業を、コロナ前から構造的にもっていた問題の再生という観点から、滑らかかつ凝縮された表現で一挙に綴った快作。「一挙に綴った」かどうかは確認していませんが、アパレル業というコロナ下の象徴的なテーマを通して、現代社会の(あるいは文明の)構造転換の方向を論じた貴重な資料にもなりそうです。

小島健輔著、朝日新書795、2020.12.30刊。

 

OMO、C2M、D2C、C&C、SPA、O2O、OPS、RaaS、LCC型商業施設、などがキーワードです。

などと言っている私ですが、D2Cに最近興味を持っていたことと、「◯aaS」というのは最近流行りのMaaSの小売版かな?、くらいの理解しかなく、POSやECが出てくるとホッとするレベルからスタート。「コロナを通してこれだけの影響があったこと」が、かつてよりあった不動産開発・経営や人材不足、都心一極集中などとどう関わっていたかが構造的に分析されていて、今後の参考書の1つになりそうな気がしています。

 

 

 本記事を「ポスト・コロナ社会の新ビジョン」に追加しました。

https://tkmzoo.hatenadiary.org/entry/2020/05/05/121753