ドバイ万博(2021.10.1開幕)と「ハイパーループ」

「中東およびアフリカ地域では登録博として初めての開催」といわれるドバイ万博が10月1日に開幕します(2022.3.31まで)。

そのテーマの1つとなる「モビリティ」に関連して、ここでは現在検討途上にある「ハイパーループ」をとりあげます。「ハイパーループ」はチューブの中を時速1200キロメートルで移動する未来型の乗り物で、ドバイ-アブダビ間を12分で結ぶ(サウジアラビアでも検討されており、リヤド―アブダビ間48分)というものです。

本ブログでは「ドバイ開墾(8)」(2015.9.9)において、それぞれ急速に拡大しているドバイとアブダビがゆくゆくは人口1000万人クラスの「21世紀の住みたい都市」に成長するのではないかと予想していますが、両都市間の距離は都心間でみると140~160キロほどあり、高速モビリティがないと、やや「一体化」とは言えないところ。直通で12分で行ければ、途中でアブダビ空港などに止まっても相当な近距離感です。「心を繋いで、未来を創る」を全体テーマとするドバイ万博では、この「ハイパーループ」に限らずさまざまな「未来を創る」に遭遇できるのではないかと期待します。

 

ところで、同じドバイ―アブダビ間を30分で結ぶ通勤用の「スーパーバス」の検討がかつてなされていたようです。これぐらいでも、都市間モビリティとしてはよいように思います。けれども、「一般高速道路の隣に建設される特別な専用道路を走る」想定のためか、実用化には至っていない模様。

 

ということで、せっかく「未来」を考えるのなら、やはり「ハイパーループ」の方を、その安全性なども含めてより深く知りたい。「よし、ドバイ万博へ行き、ついでに(まだ行ったことがない)アブダビにも行ってこよう」と思いたいところですが、新型コロナの現実からは当分逃れられそうにありません、、、

 

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