環状4号線「港南区間」の先行供用開始とネット形成 (品川フィールド18)

まずは東京都建設局O氏の発言(道路構造物ジャーナルNet (2021.9.28公開))からの引用。

「品川駅周辺では、品川駅北口駅前広場と接続する補助334号線と、高輪ゲートウェイ駅のアクセス路となる補助332号線が環状4号線と橋上で接続します。旧海岸通りから補助第334・332号線の接続部まで先行して整備を行い、2027年の一部開通を目指しています。」

 

下の写真は昨日(2023.5.11)のもので、左上のビルの下方に刺さるように環状4号線(と思われる部分)が写っています。実際にはその先(写真左側)にはまだビルが建っており工事には時間がかかりそうですが、この写っている環状4号線の写真右側は線路敷のため、着々と環状4号線の「港南区間」約700メートルの工事が進行しています。

既に「品川駅北口駅前広場」やそれに向かう道路部分もかなりできてきているため、そろそろ「環状4号線-補助334号線-品川駅北口駅前広場」の全体像が見えてきている。「環状4号線-補助332号線-高輪ゲートウェイ駅」の工事も妨げるものはないと思われるため、上記文章の「品川駅北口駅前広場と接続する補助334号線と、高輪ゲートウェイ駅のアクセス路となる補助332号線が環状4号線と橋上で接続します」の形がそろそろあらわれだす。それはすなわち「旧海岸通りから補助第334・332号線の接続部まで先行して整備を行い、2027年の一部開通を目指しています」の結果となる。2025年度中には高輪ゲートウェイに建設中の全街区が完成の予定のため、道路のほうが少し遅れた形になるかもしれませんが、

・港南方面←→高輪ゲートウェイ

・港南方面←→品川駅北口駅前広場

・高輪ゲートウェイ←→品川駅北口駅前広場

というネットワークが機能しはじめる。あと3~4年のイメージです。

 

興味としては、この時、品川駅北口駅前広場から新幹線や在来線などとの接続はどうなるか。計画によれば現在の品川駅の北側コンコースは北口駅前広場に向かって拡張予定ですが、「2027年」時点ではまだできていない模様。せっかく北口駅前広場が使えるようになったのに人も荷物も出入りできないなどということはないと思われるので、暫定的なものも含めて、アクセス路なども用意されるのではないかと期待します。

 

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