国と宮城県・岩手県との意見交換会(7/7〜8)資料と復興プロセス

本日、復興庁のHPに、7月7、8の両日にわたり開催された意見交換会の際の資料がアップされました。新聞報道で「被災市街地再生連携チーム編成」などとその一部が紹介された内容です。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/001068.html
一歩前進という面では喜ばしいことですが、これらは基本的に、限られたハード事業をどこで推進しているか、さらに推進できるようにするかに関する情報です。特に、宮古市釜石市南三陸町石巻市については事業内容と事業箇所が地図上にマッピングされていて、事業の全体像がつかめます。
一方で本日、国土交通省HPには「震災復興官民連携支援事業」採択結果が掲載されました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo21_hh_000004.html
これは復興事業に民間の知恵や資金を活用しようとする提案に助成されるもので17件中14件が採択されました。しかし額はいずれも1千万円台と小額です。
これら2つのアプローチをいかに有機的につなげるか。また、「まちづくり会社」などの動きとどうからめていくか。さらに「復興公社」的な組織(⇒災害復興・地域再生公社論(2011.5.31の記事の内容)へリンク)的な組織だった動きが可能か。注目したいと思います。

[参考]本ブログの東日本大震災復興計画・復興事業「★統合ファイル