ウランバートル

縁あって先々週、ウランバートルに行ってきました。標高1300メートルの高原都市。ちょうど7月は最も過ごしやすい季節の1つと思われ、昼間は30度近くまで気温が上がっても夜は15度程度。湿度も低く快適です。
おおざっぱにみるとモンゴルの人口300万人の約半分が首都ウランバートルに集中。インフラ整備が量の面でも質の面でも人口増加に追いついていないなど、課題山積。しかし、もともとソ連(ロシア)によるしっかりした都市計画がその基底にあり、自然環境はとても豊か。現在、50キロほど郊外に新空港建設計画もスタートし、現地を案内してもらいました。「この辺です」と言われたあたりは見渡す限りの草原。あたりには道というものもほとんど無く、そこは、がっしりした四輪駆動車で疾走してようやく着いた場所でした。
限りなき可能性。新しい都市イノベーションの予感がします。これまでになかった低密度居住、ノマドでありながら定住もするという都市のありよう。大学にもようやく都市計画コースが誕生したところです。「予感」と「現実」の乖離は現時点では大きいと言わざるを得ませんが、可能性を信じて、おつきあいしていきたいと思います。