『港区低炭素まちづくり計画』とC40

先週、東京都港区から標記の計画書が届きました。日本の中で最も二酸化炭素排出量が多い東京港区でなぜこのような計画をつくるのか、といった疑問も出なくはないと思いますが、ある意味、日本一排出している場所であるからこそ策定の必要が最も高いともいえます。この計画づくりにかかわることになり、これまで知らなかった先端的・先進的なさまざまな取り組みを知る機会にもなりました。
本日現在、国土交通省のHPをみると、最も最近できた(H27.10.21)21番目の計画であることがわかります。
http://www.mlit.go.jp/toshi/city_plan/eco-machi-case.html
定量的な目標量と削減量を定めていること(ソフトな政策はなかなか定量化できていないという限界もある)、先進的な取り組みが多数紹介されており、さらに今後の目標を定めていること、特定地区での取り組みについてもゆるやかに位置づけていることなどが特徴です。

ちょうどその日、その特定地区の1つに位置する品川車両基地跡地整備(⇒参考記事)を、C40の「クライメット・ポジティブ開発プログラム」に位置付けることが認められたと報じられました。C40は温室効果ガスの排出削減に取り組む世界の都市間ネットワークで、品川は18番目のプロジェクト。「温暖化ガスの排出ゼロ以下」をめざします。

(C40ブログ)http://www.c40.org/blog_posts/tokyo-s-shinagawa-project-on-its-way-to-becoming-climate-positive
(東京都報道発表)http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2016/02/20q2g600.htm

[参考記事]
・品川フィールド(その2) (都市イノベーション開墾 第30話)
http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20160114/1452744344