北海道新幹線

私:「今度札幌に出張した帰り、北海道新幹線に乗ってきます!」
知人:「、、、???」。「札幌から函館は飛行機ですよね。」
私:「いえ。ずっと電車です。もちろん。」
知人:「??!!」

という会話に見送られて先日、北海道新幹線に乗ってきました。
いくつか「都市イノベーション開墾」的に(?)発見したことなどを。
第一。新函館北斗から先の大沼公園、森、八雲、室蘭、白老などの、これまで電車で行こうなどとは思わなかった地域がとても北海道らしく感じられ、ある意味感動しました。
第二。東京から新青森までの平均時速225キロに比べ新青森から新函館北斗までは149キロときわめて遅く、せっかく新幹線が通ったウマミがうすい。むしろ在来線廃止区間はデメリット。海底トンネルで在来線貨物とすれ違うため高速運転できないなどの理由があげられていますが、たいへん惜しい。仮にこの区間も225キロ平均でいくと、現在の最速4時間2分は計算上3時間41分になります。
第三。在来線が転じた「道南いさりび鉄道」も大幅な赤字でスタートしており地元負担などを入れてなんとかしのいでいる。けれども、将来どうなるか不安。新函館北斗から札幌間も新幹線が2030年度に開通すると廃止される区間がかなり長くなることが予想され、さらなる地域再編につながることが考えられます。
第四。新函館北斗から札幌まで仮に平均225キロで走ると56分。全区間で平均225キロになったと仮定すると、東京−札幌間は計算上4時間37分です。トータルにみて、こうしたプラス面と失いそうなマイナス面を比較するとどのような評価になっていくのでしょうか。

[参考]
・【コンセプトノート】都市イノベーション(Blog内統合ファイル)
http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20141110/1415588957