『まちづくりの哲学』

ドクターゼミで話題になった本書をさっそくその場で注文し、読んでみました。企画・編集が「代官山ステキなまちづくり協議会」、著者が「蓑原敬宮台真司」、副題が「都市計画が語らなかった「場所」と「世界」」。ミネルヴァ書房、2016.6.30刊。
内容は、ステキ会の野口氏に促されて2人が対談するもので、ゼミでの評価はともかく、考えるべきヒントがいくつかの場所に埋まっている、これまでにない深さをもった、刺激的な図書でした。
なかでも最も刺激的なのは、153ページ最後から154ページにかけての宮台氏の発言内容です。この部分は、8月下旬にF大学で開催される建築学会でも(とあるパネルディスカッションあるいはその前後の懇親会で?)話題にしたいと思います。
これからの都市計画を担う人々のための「哲学」が、ある意味意外な形で語られています。