「古代都市の成立とイノベーション」(日本の都市と都市計画)を3つのパートに分けました

2017.3.7に「【in evolution】日本の都市と都市計画」の枠組みを設けてから6年。この1年間で「古代都市の成立とイノベーション」の部分がいくらか出揃ってきたので、「古代都市の生成過程」「古代都市計画の試行錯誤」「古代都市計画の完成」の3つのパートに分けてみました。

国内的事情もさることながら、強大な唐(618-907)の照らすパワーに対する反作用として、「天皇」のもとに「日本国」の形を整えようとする強いモチベーションのもと、「古代都市計画の試行錯誤」が積み重ねられ、ついに京都という地を得て「古代都市計画の完成」をみた、というところまでのストーリーです。

このあと、「中世都市はどうなっていたか」の章に入りますが、そこでの大枠は「平安京から城下町まで」と副題をつけた2022.11.21の記事が仮説枠組みとなっています。形態としては唐のコピーにとどまっていた日本の都市計画が、その後の紆余曲折を経て日本独自の「城下町」に至る、その少し手前までの進化過程を考えていますが、まだ部品が足りません。この1年間でいくらか埋まった部分もあり、いずれ本筋のようなものを見つけ出してパートに分割していきたいと思います。