ゴーストレストラン

「これ、何?」

昨日の読売朝刊の「ゴーストレストラン」の文字が目に留まり、まずは現場を見ようと、中目黒の「ゴーストレストラン」に。

そのビルの2階が「ゴーストレストラン」になっており、キッチンのみが7つ並んでいました。細い共用廊下をはさんだ対面に大型冷蔵庫がやはり7つ並んでいます。

観察結果を書き記すと、そのビルの1階は店舗となっており、2階が「ゴーストレストラン」。不動産事業的にはこれが効率的だったのでしょう。そのビルは中目黒駅の東横線下の小さな飲食店が立ち並ぶ一角がちょうど終わるあたりの、繁華街と住宅街の変わり目付近にあります。デリバリー専門なので、前面道路はしっかりしています。

 

今、中目黒の特定の「ゴーストレストラン」について書きましたが、このような、厨房だけの、客席の無いレストランが「ゴーストレストラン」。シェアリングエコノミーの新形態です。供給側に対する不動産ビジネスという点が新鮮です。近いものでは、「シェアキッチン」があり、消費者側の観点では「キッチン付きレンタルスペース」もたくさん出回っているようですね。「家」で囲われていた機能が分解し、都市イノベーション・nextの素材があまた都市空間に出回ってきました。

少し理論的にみた、「commercial/communal軸」「inter-mediated/socio-cultural軸」という2軸4象限の見方も有効そうです(⇒関連記事)。

 

[関連記事]

・『Sharing Cities