Urban, Walk の検索結果:

『散歩哲学』

書きかけの「Urban Walk」が次第に増えてきて、現時点で、「Vision 2034 Tokyo」の中でも最初のパートを構成する重要項目になっています。なぜ「Urban Walk」がそれほど重要なのか? とりあえず今のところそうしているわけですが、先日、『散歩哲学』という新書が出ているのに気づき、何かヒントが得られるのではないかと、すぐに読んでみました。島田雅彦著、ハヤカワ新書21、2024.2.25刊。副題は「よく歩き、よく考える」。 特に前半の「プロローグ」「第1章」…

『見えがくれする都市』再読 : 「Vision 2034 Tokyo」の観点から (都市は進化する209)

…okyo」の柱の1つUrban Walkの新テーマ「尾根を下る」「川辺を遡る」で、「川辺を遡る」のほうは少し手がかりが見えてきた感じがしているのに対して、「尾根を下る」のほうはどうしても説得力ある切り口のようなものが見えてきません。 そこで、時々このようなときに参照している『見えがくれする都市』(槇文彦他著、鹿島出版会SD選書162)を「尾根を下る」「川辺を遡る」の観点から読み直してみました。ここでは読み取った結果のみを短く整理し、「Urban Walk」の糧とさせていただき…

『カワセミ都市トーキョー』(都市は進化する201)

本年1月11日にUrban Walk「川辺を遡る」をはじめたところですが、本日、『カワセミ都市トーキョー』という、本ウォークにピッタリの新書を見つけました。平凡社新書1049。2024.1.15刊。 p53に示された「カワセミ生息の後退図」によれば1950年頃までには見かけなくなった古川-渋谷川流域のカワセミですが、気づいてみると身近にみられるようになっていた、と。 著者(柳瀬博一氏)の分析(と推測)によると、一度絶滅した川辺のこうした生物が「新しい野生」として復活。同じカワ…

【Urban Walk】(川辺を遡る)竹芝から渋谷原宿まで (都市は進化する199) [2024.1.19更新]

新しいUrban Walkを本日スタートします。「Vision 2034 Tokyo」の最初の部分を構成します。1つ前の「 (尾根を下る)新宿御苑から竹芝まで」とペアになります。Urban Walkの目的・目標は(尾根を下る)と同じですが、目撃することになる対象の「見方」が対になります。 (川辺を遡る)は海からスタートし「背骨」に達するまで探訪します。部分からはじめ、次第につながりをつけていく計画です。 ----------------- 下図がこれから遡ることになる「古川」…

【Urban Walk】(尾根を下る)新宿御苑から竹芝まで (都市は進化する198) [2024.3.13更新]

新しいUrban Walkを本日スタートします。 「Vision 2034 Tokyo」の最初の部分を構成します。 Tokyoは、武蔵野台地の突端に江戸城が開発・建設され、甲州街道-新宿御苑(北)-半蔵門を結ぶ尾根が都市の「背骨」のようになって、そこから「小骨」がクラスター状に北東方向と南東方向に枝を伸ばしつつ、小さな尾根に沿って下っていく都市構造となっています。尾根は、江戸を都市計画する際、多摩方面から上水を引っ張ってきて市街地にサービスした。使われた水は下水となって「水は…

古川再生への手がかり(その1) 橋

…そうなテーマですが、Urban Walk「川辺を遡る」のストーリーを考えるため、「橋」に注目したらどうなるだろうかと、ふと思い立ちました。川そのものは手ごわそうなので、まずは、橋。というより、古川にかかる橋の名前は現在も日常的に使われている。 海から遡ると(厳密さには欠ける。あとで付け足すかも。[ ]内はよく知らないもの)、 日の出ふ頭・竹芝ふ頭連絡橋[新浜崎橋][浜崎橋][新浜橋]金杉橋芝園橋赤羽橋[中の橋][新堀橋]一の橋二の橋三の橋古川橋[新古川橋]四の橋五の橋[養老橋…

「尾根を下る」: 青山上水の話 (都市は進化する195)

Urban Walk「尾根を下る」&「川辺を遡る」はまだ構想中ですが、「こんなに巨大化した都市も結局、尾根と谷の組み合わせでできていて、都市に降った「水は海に向かって流れる」」(⇒2023.12.16記事)と書いてみて、ふと、この話は「上水道」と「下水道」にも関係していそうだと思い始めました。都市が大きくなるとき、ローマ時代から既に遠方の水源地より「水道」を引いてきて水を供給してきましたが、理想的には、水源地から尾根沿いにゆっくりゆっくり標高を下りつつ、都市部にさしかかるとき…

水は海に向かって流れる : 渋谷川⇒古川⇒海 (都市は進化する194)

Urban Walk「丘の辺の道」「海の辺の道」は奈良の「山の辺の道」をモデルにしていますが、追加しようとしている「尾根を下る」「川辺を遡る」にはそのようなものはなく、模索中です。 先日、映画『水は海に向かって流れる』を観て、「水は海に向かって流れる」が気になっています(⇒関連記事へ)。「尾根」は分水嶺なので、水は右か左のどちらかに流れる。結果、「海に向かって流れる」。こんなに巨大化した都市も結局、尾根と谷の組み合わせでできていて、都市に降った「水は海に向かって流れる」。。。…

Urban Walk「尾根を下る」「川辺を遡る」(構想) (都市は進化する193)

(仮) Urban Walk Map 1つ前の「増上寺と蝋燭能」のなかで、海から増上寺→東京タワー→麻布台ヒルズというつながりを書いてみて、その先はどのようにつながるのかと地図を見ていると、→東京ミッドタウン→神宮外苑→国立競技場→新宿御苑とつながり、それらは尾根に沿って新宿御苑から海辺に向かって徐々に下り、緑地の帯というか、特徴ある連続する文化軸・都市開発軸のようなつながりに見えなくもないと思えてきました。 下りがあるなら登りもつくろうと、以前より「都会に埋もれて残念」と思…

増上寺の蝋燭能 (都市は進化する192)

…、戦後、本堂も建て替えられて、境内で能が行われるようになった。本年の例でみると、それに先立って法要があり、増上寺の行事として能が奉納される。 これまでAのアプローチでCの景観を見てオシマイ、だったものが、少しだけ境内に居場所ができたような気がします。 とはいえ、なんとかABCが融合するような<<新芝公園>>にならないものかと願うところです。 [関連記事]・日比谷通り(市区改正)と芝公園・“芝公園” 🔖検索 「芝公園」 ⇒【Urban Walk】(丘の辺の道)に組み込まれました

都市探訪211 東京入口

東京入口・開削された御殿山を抜けるとTokyo ⇒【Urban Walk】(丘の辺の道)に組み込まれました

都市探訪210 品川船溜

品川船溜・ときどき卒業設計の対象地に ⇒【Urban Walk】(海の辺の道)に組み込まれました

都市探訪190 都心船溜

都心船溜・@田町駅直近(写真は2020.3) ⇒【Urban Walk】(海の辺の道)に組み込まれました 🔖検索 「運河」

国家戦略特区の都市再生プロジェクト(東京都)が50件を超えました (都市は進化する166)

…よりさらにその中に「Urban Walk(⇒下記)」を起こして、「地」と「図」が織りなす新しい都市の風景を自ら動くことで体感し、「図」が単に新しいものを付け加えているばかりでなく、古いものを発掘したり新たな意味を与え、「図」が「地」に働きかけて新たな動きを喚起し、新たな「図」の動きと「地」が呼応しながら新しい価値を生み出していることを実感しようとしています。「図」の動きが無い場所でも、「図」を動かしている背景となる力が別の形で「地」にも働いているはず。 都市は確実に進化してい…

都市探訪188 水際風景

水際風景・品川埠頭(2015) ⇒【Urban Walk】(海の辺の道)に組み込まれました 🔖検索 「水際」

都市探訪187 タワー道

タワー道・2.8km先まで視界が抜ける(品川シーズンテラスより撮影(2015)) ⇒【Urban Walk】(丘の辺の道)に組み込まれました 🔖検索 「タワー」「眺望」

都市探訪185 武蔵国造

武蔵国造・芝公園内の芝丸山古墳(4or5世紀/前長125m)は整備次第で東京観一変 🔖検索 「古墳」「芝公園」 ⇒【Urban Walk】(丘の辺の道)に組み込まれました

都市探訪184 運河交通

運河交通・芝浦運河2023.6 🔖検索 「運河」 ⇒【Urban Walk】(海の辺の道)に組み込まれました

都市探訪180 貝塚保存

貝塚保存・丘の下はすぐ海だった伊皿子貝塚(三田台公園) 🔖検索 「縄文」 ⇒【Urban Walk】(丘の辺の道)に組み込まれました

都市探訪179 丘の上。

丘の上。・慶応義塾図書館(重要文化財) 🔖検索 「丘の上」 ⇒【Urban Walk】(丘の辺の道)に組み込まれました

都市探訪177 港湾都市

港湾都市・丘の上のタワー250m地点より 🔖検索 「港湾」「東京タワー」 ⇒【Urban Walk】(丘の辺の道)に組み込まれました

【Urban Walk】(丘の辺の道) 愛宕山から御殿山まで [2023.12.11更新]

…魅せられて構成する「Urban Walk」第二弾。「丘の辺の道」。 「海の辺の道」とペアになり「Vision 2034 Tokyo」の中に組み込みます。 Urban Parks and Gardensの一部を取り込みながら、特徴ある地形の間を縫い、さまざまな風景に出会いながら歩きます。 まずは、「(仮)およその位置イメージ」を入れてみます。図の上(北)から下(南)に向かって歩きます。 (仮)およその位置イメージ 下図は国土地理院デジタル標高地形図(2006.3) [以下、部分…

【Urban Walk】(海の辺の道) 浜離宮から天王洲まで [2023.10.24更新]

…」を結びつけながら、Urban Parks and Gardensの一部を取り込みます。普段は見ることのない、埠頭や倉庫街、さまざまな船などの「物」だけでなく、海や空、風や潮の香りなどの「自然」とふれあい、地球規模での物流を体感します。そのような場所はUrban Venueそのものにもなりうる可能性も秘めている、、、 これからゆっくり組み入れていきます。「丘の辺の道」とペアになります。 まずは、「(仮)およその位置イメージ」を入れてみます。図の上(北)から下(南)に向かって歩…

『スマート・イナフ・シティ テクノロジーは都市の未来を取り戻すために』(AIは世界をどう変えるか(その10))

…claim Our Urban Future」。MIT Press 2019。 「AIは世界をどう変えるか(その9)」での西垣通氏の警鐘が情報学の立場からのものだったとすると、本書は都市計画も含む行政全般への警鐘と基本的対処方針の提起の書です。「イナフ」となるためのいろいろな取り組みが紹介されています。 本書の趣旨・問題意識は、本ブログの「Sidewalk Labs(グーグル関連企業)の開発基本計画(トロント市)の行方」で描写する状況でほぼ代替できそうなので、ここでは本書の範…

Vision 2034 Tokyo [2024.4.29更新]

…が大切です。そこで「Urban Walk」により「丘の辺」「海の辺」などを歩き、自然や歴史・文化が織り成すTokyoの街を考えることにしました。 さらに、都心部ばかりでなく、都心周辺を「複合創造市街地」として「Vision 2034」を構想することにしました。 目次 🔲 Urban Walk🔲 Urban Projects🔲 Urban Places🔲 New Urban Area 🔲 Urban Walk [⇒Urban Walk Map] 歴史や文化を継承・創造し自然と共…

ポスト・コロナ社会の新ビジョン【2023.6.7完結】

…3) ・eBook『Urban Village 20の実践事例とモデル提案』 (2019.10.24) ・MEZZANINE (Urban Challenge for Urban Change) (2020.6.15) □新近郊化の動向と測定 ・「国際観光温泉文化都市」伊東の「別荘」について (2022.11.7) ・電車の混雑率はどれくらい元に戻ったか? (2022.10.18) ・新型コロナ下の2021年の人口移動(主に東京23区、横須賀市、京都市)について (2022.…

自治体が自ら会社を設立しデベロッパーとなる団地再生をめぐる是非(Homes for Lambethの話)

…ひろがっているようです。[参考文献] Demolishing the present to sell off the future? : The enlargement of ‘financialized municipal enterpreneurialism’ in London, Joe Beswick and Joe Penny著, International Journal of Urban and Regional Research, 612-631, 2018.