都市イノベーション2020

「都市マネジメント」が開講しました

都市イノベーション学府の大学院講義「都市マネジメント」が本日スタートしました。副題は“多彩な14人の講師から学ぶ”。 横浜国立大学と経済広報センターと横浜市の三者によるコラボレーション講義です。日本を代表する企業やNPOなどで活躍するゲストスピー…

2020年からのバックキャスティング

東日本大震災から3年。これまで本ブログでは一貫して「東日本大震災復興統合ファイル」にてリアルタイムで復興の状況を都市計画の立場からとらえようとしてきました。また、「災害復興・地域再生の新たなしくみ」というリンクファイルをつくり、人口減少時代…

コンパクトシティーをめざす中心市街地活性化法の改正に向けて

1つ前の記事とペアになる法改正関連記事です。 こちらも昨日閣議決定されました。 http://www.meti.go.jp/press/2013/02/20140212001/20140212001.html 同日、国会に提出されています。 http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/186/meisai/m18…

コンパクトシティーをめざす都市再生特別措置法等の改正に向けて

本日、都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案が閣議決定されました。 http://www.mlit.go.jp/report/press/toshi07_hh_000079.html 既に1月9日の日経新聞にて税制も含めたその概要が報じられていましたが、都市再生特別措置法および建築基準法や都市計…

道ノチカラ

皇居の「乾通り」が春と秋に公開されることになったという今朝の報道を見て、これはおもしろいといろいろ考えているうちに、毎日新聞月曜夕刊に連載されている「世界道ものがたり」のことを思い出しました。特に2013年10月21日の“グロスター卿通り”は、「通…

Vision 2020 (ロンドン)

1つ前の記事はロンドンオリンピック跡地の利用に関する最新情報ですが、オリンピックの成功を受けて、ロンドン市長は2013年6月に『Vision 2020』を打ち出していました。進化しつづけるロンドンの(市長の?)熱気が伝わってきます。アニメ(下記URLの中央。2分41…

ロンドンの新空港(滑走路)候補地をめぐる話題

Planning2013.9.6号のもう1つの記事は、ロンドンの次の空港の候補地(既存空港の拡張含む)をめぐる話題です。 数多くある提案の1つであるロンドン市長のボリスジョンソン氏の提案は、3つの代替案を提示。1つめがテムズ河口の最も海に近いグレイン島(とはいえ…

PlaNYC

『a+u』最新号(2013.12号)がニューヨークの都市イノベーションを特集しています。その内容もおもしろいのですが、その背景になっているPlaNYCは総合的な都市計画図書として、またシステムとして興味深いので市のHPにリンクします。 http://www.nyc.gov/html/…

日本の都市計画制度の課題に関する全国調査を行っています

「都市計画法の抜本的改正」の必要性が議論されたあと、東日本大震災が起こるなどして議論があまりなされなくなっていますが、実際の都市計画の現場では都市計画制度に関してどのような課題があるのか、どのような先進的な取り組みがなされているのかをお聞…

わが街再生 コミュニティ文化の新潮流

小さな、しかしそれらが地域に多数起こり連携するとジワジワと大きなパワーになる可能性のある国内の街再生の最新動向を現場から綴った好著。平凡社新書2013.10.15刊(著者は鈴木嘉一)の図書を今回とりあげます。 コミュニティFM(東日本大震災でも多数設立)、…

ACV(Asset of Community Value)の話

Planning2013.11.1号の表紙を飾った、何やらパブの前でうれしそうにビールを手にする10名ほどの男女。後ろの建物には「SAVE OUR PUB」の文字が、、、 Localism Actにはこんなシカケもあるのかと驚く内容です。2011年に成立したこの法律のPart5第3章には「Ass…

復興文化論 日本的創造の系譜

「破壊や災厄はしばしば取り返しのつかないほど巨大な変更を文化にもたらす。しかし、不可逆的な遷移のなかでも、破局に向けて一直線に雪崩れ込んでいくのではなく、復興期やという窪地のなかで自分たちの文化的財産をシャッフルし、そこに新しい生命を吹き…

神宮外苑

「外苑とは、その計画段階から完成後、いや現在にいたるまで、相反するような構想や実現しなかったアイデアも含めて、さまざまな要素をその内に飲み込み続ける、まるでブラックホールのような場でもあるといえよう」というのが、今泉宜子著『明治神宮「伝統…

『首都高物語』

首都高速道路協会自らが企画・制作した首都高速道路についての「物語」が9月26日に出版されました。 1957年8月22日午前10時、東京九段坂上の都道府県会館4階会議室で開催された東京都市計画地方審議会高速道路調査特別委員会の様子から話は始まります。「そ…

新宿御苑

東京オリンピック2020の決定の翌週末、表参道、代々木公園あたりからスタートして新宿御苑、神宮外苑、赤坂御用地、浜離宮庭園などの都心の緑を見て回りました。最近、新国立競技場が話題になっていますが、それだけに集中しがちです。 4月16日の記事でふれ…

木密地域不燃化10年プロジェクト(その5)

東京都が昨日、不燃化特区の新たな予定地区27地区(1400ha)を発表しました。 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/10/20na2100.htm 取組内容はこれから精査され、来年4月からのスタートです。ちょうど昨日の『地域創造論』で2020年までに目標とすべ…

『イギリス都市計画の新動向 新世紀へのチャレンジ』(2001.8)

今朝の朝日新聞の「耕論」に掲載された隈研吾氏の「成熟示すヒューマンな街」を読んで、この報告書を思い出しました。 時はロンドンオリンピックの1つ前の大イベントだった「ミレニアムプロジェクト」時代のロンドン。当時の日本はバブル崩壊後の最悪期で、…

「2020年」と復興

「2020年」は東日本大震災からの復興とどうかかわっているか、3つの材料から考えてみます。 1つめは、実感としての復興の完了時期です。2013年3月1日の朝日新聞に掲載された「被災42市町村アンケート」結果では「復興の完了時期は?」の設問に対し、(今後)「6…

Country Brand Index

オリンピック開催都市決定に関連して、FutureBrand社が毎年出している「Country Brand Index」という指標に興味をもちました。国際的に働くビジネスパーソンや旅行者など、世界18カ国から選ばれた3600人の意見を踏まえて各国のブランド力を評価した2012年度…

新シリーズ「都市イノベーション2020」をスタートします

「東京オリンピック開催までの7年間」という新たな意味を帯びた貴重な時間を得て、新シリーズをスタートします。 コンセプトは「都市イノベーション2020」。「都市イノベーション読本」では図書が中心でしたが、新シリーズでは都市イノベーションを広くとら…