ロンドン の検索結果:
…rategy」としてロンドンの「London Plan」をあげ、それが既に20年以上にわたり更新されてきたと指摘しています。 さて、今回、「Spatial Development Strategy」をどのように策定していくか。 「Strategic Authority」になれば「Spatial Development Strategy」の策定義務があるとして、では、イングランド全体が「Strategic Authority」でカバーされるまでの間、広域都市計画(Spatial…
…d County Authority 1つめはいわゆる「ロンドン市長」のいる組織。2つめはいわゆる「CA(合同事業機関)」で「メイヤー」がいる組織。「CCA」はCAを大都市圏以外にも設立できるようにと「Levelling-up and Regeneration Act」で創設されたものです。 ⇒「【研究ノート】Power Up and Planning」に反映しました。https://tkmzoo.hatenadiary.org/entry/2024/07/14/094331
ロンドンOxford Streetに建つ歴史的建造物の再開発計画許可が大臣のcall-inにより却下されたことに、開発当事者であるM&Sが不服を高等法院に申し立て、大臣の判断は誤りと判断された(2024.3.1)この案件の「その後」です。 「ほぼ全面的に大臣の誤りを認めるもので、国の対応にもよりますが、なかなかこの判断を覆すことは難しいと思われる内容です」と(その4)でまとめたとおり、2024.12.5に、この再開発計画を認めるとする文書が公表されました。(⇒資料) 144頁…
…024.11.4)、ロンドンLiverpool Street駅を所有・管理運営するNetwork Railが、全く新しい駅再生計画を発表しました。メディア各社が続々と報道していますが、元をたどると出し元は「Network Rail」で、都市計画手続きの前段の、提案主体による「協議」がはじまっていました。情報は以下のとおりです。 報道発 https://www.networkrailmediacentre.co.uk/news/its-time-for-liverpool-st…
9月17日の記事「ロンドン通勤者のオフィス回帰はとても遅れている」で、「純粋に経済活動面からみると(もっとオフィス回帰がすすむよう)なんとかすべきではないか」と引用元レポートが結論づけていることに対して、「広い意味での都市計画的観点からは、異なる結論もあるかもしれません。日本のデータと比較するのもおもしろいかもしれませんね」と書きました。 昨晩(9月23日)の「NIKKEI NEWS NEXT」では欧米で進むこうしたオフィス回帰の流れについて「やっぱりリアル?在宅勤務は終焉か…
…経夕刊(3p)に、「ロンドン、出社「週2.7日」 主要6都市で最低水準」と見出しのついた小さな記事が出ています。短い記事のためほぼ見出し通りの内容で、その原因は通勤費の高さとしています。ただ、在宅勤務の利点に通勤費用の節約をあげる労働者割合はロンドンが「40%以上」に対し、6都市平均は34%と書かれていて、あまり決定的要因のようには思えません。 そこで、引用元とされる「センター・フォー・シティーズ」の報告書をみることに(⇒資料)。 まず、通勤費用に関しては(レポート図15)、…
…ヨーロッパ(滞在先はロンドン)を体験・体感したあとまとめたものです。 2)の、かれこれ40年くらいの間に、「規制緩和・民活路線」(←1979年からの保守党政権)や「第三の道」(←1997年からの労働党政権)や「Big Society」(←2010年からの保守党政権)などがありましたが、結局、「戦後コンセンサス」が崩壊してしまった中で、「(資本主義)経済」を軸にして国づくりをしようとしたもののうまくいかず(うまくいく時はあっても長続きせず)、ついには問題・不満が山積して、大きな…
…わせて、旧政権が省の名前に入れた「Levelling Up」をはずして、「Ministry of Housing, Communities and Local Government」とすることも示されました。 首相の日程を見ないと、同じ日にどうやって国会と首相官邸の仕事をしたのかわかりません。メイヤーの方も同じです。選挙が4日。中4日しかなく7月9日。ロンドン。 7月17日が「国王スピーチ」、18日から法案提出可能。 「グイグイと」音をたてて新政権の初動業務がはじまりました。
パブ文化・都心のビル街でがんばる(ロンドン2001)
野外劇場・ホランドパークで椿姫(ロンドン2001夏) [関連記事] ・水上楽団・日比谷公園2033
…この決定は、すべてのロンドンの、そして英国の歴史的建造物が将来どのように扱われるのかの方向性を決定づけることになるだろう」(London Evening Standard, 2023.10.25)とも表現されたロンドンLiverpool Station駅の再開発についての議論は、いわゆる世間の話題としてはネット上では静かになっているようですが、7か月ほど間が空いたので(⇒(その1))、途中経過として計画協議の様子を少しまとめてみます。 シティ(当該開発が位置する都心区のCit…
ロンドンの繁華街における再開発計画を大臣が却下したことを、M&Sが不服として高等法院に訴えていた重要案件について、2024年3月1日に高等法院の判断が示されました。ほぼ全面的に大臣の誤りを認めるもので、国の対応にもよりますが、なかなかこの判断を覆すことは難しいと思われる内容です。(⇒資料へ) M&Sは6つの理由(「Grounds」と表現される)で自らの開発計画が却下されてしまったことを不服としています。 結果は、理由1~4がすべて大臣の誤りとし、理由5も大臣の誤り、理由6は却…
…ます(⇒関連記事)。ロンドンで2019年に宣言された国際運動です。 「国立公園」都市だとすると、自然豊かな環境を厳しく保全する「国立公園」に何故(どうやって)都市がくっつくことができるのかとの疑問が湧き、国立「公園都市」だとすると「国立」感が強すぎてそんなの特殊な都市でしょ、という感覚になるので、まずは販売されている地図を購入しようとA社で注文すると、先日届きました。その地図を一言でいうと、今まで見たことのない凡例で構成される、とてもワクワクする内容でした(⇒資料)。 このワ…
…ィッド・グレーバーがロンドン大学LSE教授をつとめていたこと。ふと、LSE地理学科の廊下にチャールズ・ブースのロンドン貧困街調査Mapが掲示されているのを思い出しました。地道な研究成果から「人類史を根本からくつがえす」仮説構築までの幅広い活動が大学の魅力だし、社会がなぜ閉塞してしまったのかと何度も何度も嘆く著者がこうして著作を通して自らの仮説を世に問うていることそのものが最大の実践的成果だと感じるところです。(グレーバー亡きあとウェングロウが最後にとりまとめて刊行された) 人…
…す。ちなみに第1位はロンドン。調査方法や順位づけの方法が気になる方は調べてみてください。意外にも、「そういうのって、ありだよネ」と思うような、NY Timesらしい(?)方法です。 「都市探訪222」に写っている南昌荘は、そこに詰まっているストーリーを知るだけでもとても興味深い邸園です。他にも多くの邸園があり、近代建築もあり、城下町を引き継ぐ面影が残り、著名な文化人や政治家の歴史が刻み込まれ、自然豊かで、おいしいパンもあり(もちろん蕎麦もおいしい)、、、と、なかなかの都市です…
…たマッツカート教授(ロンドン大学UCL)の『ミッションエコノミー : 国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた』(NewsPicksパブリッシング、2021.12発売)を翌日読んで、もう少し理論的で突っ込んだ議論がないかと注文した『The Value of Everything』 (Penguin Books,2019(元本は2018))をなかなか読み進められず、しばらく放置していました。とはいえ本ブログの2月13日の記事において「テクノロジーそのものが問題という…
…その5)より) ▢ ロンドン・ハックニー区などの例 (ロンドンイノベーション(5)より)・ダルストンの例 (ロンドンイノベーション(2)より) ■新しい研究成果など・「密集市街地における小規模空地の利用実態に関する研究 ―墨田区京島2,3丁目の広場・緑地・ポケットパークを対象として―」(日本建築学会技術報告集28巻70号,2022。主著者は杉山和之)https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijt/28/70/28_1453/_article…
ロンドンOxford Streetに建つ歴史的建造物の再開発計画の却下をめぐる不服申立てについてフォローしている最中(⇒(その3)へリンク)ですが、イギリスらしいといえばさらにそうだともいえそうなストーンヘンジをめぐる2度目の申立てがなされるようです。その経緯と重要性を圧縮して説明してみます。 ストーンヘンジといえば世界的に注目される人類の遺産ですが、そのすぐ脇を通る幹線道路が渋滞し遺産を傷つけているのをなんとか解決しようと、やや離れた箇所にバイパスをつくりストーンヘンジ付近…
やはり、大臣による却下は誤った判断だとして、高等法院(High Court)への申立て可能な「判断後6週間」の(おそらく)最終日となる本日8月31日、M&Sのホームページに不服申立てを行う旨の短いながらもかなり強いメッセージが掲載されました。さきほどから各メディアがとりあげ徐々に報道がはじまっています。ただし、申立ての文書そのものは現時点ではわからないため、ここではその「短いながらもかなり強いメッセージ」を原文で引用したうえ、少し補足します。 前文に続く以下の2パラグラフがM…
ロンドンのウエスト・エンドといえば劇場街。その街で新築物件としては50年ぶりとなるSohoplace Theatreを紹介する記事が、FT Weekend(8/12,13日号)に出ています。オフィス市場縮退のあとの新たな文化機能に注目した記事で、50年前のバービカンなど、1990年代から2000年初頭の発電所再利用など(←テートモダンを意識していると思われる)に続く新たなパラダイムの到来ではないかととらえられています。 地下鉄エリザベスラインが開業したトッテナムコートロード駅…
…行して取り上げているロンドンOxford Streetの再開発をめぐる国の介入(⇒関連記事)は、既に許可となっていた再開発計画に国が介入して「却下」となったばかりのホットな話題です。 それに対して本日とりあげるLiverpool Street駅の大改造計画は本年になり具体的な計画案が明らかになったもので、現在、地元区(シティのある都心区)の内部で精査中の案件です。まだしばらく時間がかかりそうで、2024年に入ったあたりで審議され地元区としての結論が出るのではないかと想定されて…
…minster区も、ロンドン市長も、インスペクターも揃って「可」とした再開発計画に対し、大臣が「否」としたのはどのような論理や考えにもとづくのか。 2023.7.24の記事の続編です。 特に、「地元区、ロンドン市長、インスペクターの三者がすべて「可」だったものを覆した大臣の判断理由が知りたい。イギリスメディアでは、単に歴史的文脈の重視ということを超えて、2050年にゼロカーボンをめざす国策(というよりグローバルな目標)に反することが特にとりあげられており、どのような論理や重み…
…minster区も、ロンドン市長も、インスペクターも揃って「可」とした再開発計画に対し、大臣が「否」とする通知を出し(2023.7.20。⇒資料)、大きな話題になっています。 対象となる建物はロンドンの繁華街Oxford Streetに面して建つ(主要なファサードはクロスするOrchard Street側)アールデコ様式の建物で、流通大手のマークス&スペンサーが入っています。却下されたとはいえ、不服申立ての機会もあるので、どのようになるかまだ結果はわかりません。以下のようにこ…
…演出されていますが、ロンドンから数十キロほど離れているのでかなりゆとりもあり、のんびりと一日を過ごします。 さらに驚いたのは、トラディショナルボート関連商品の販売。「トラディショナルボート」そのものも展示されていますが、部品などもさまざまあり、ピカピカに磨かれた真鍮製のものなど百万円は下らないような品々も。言葉の矛盾ではありますが、「アンティークっぽいトラディショナルボート用の新品」??。私が見分けられなかっただけで、本当のアンティーク部品をていねいに再生して販売していたのか…
…ことを少し書きます。ロンドン郊外のハンプトンコートパレスにおいて、毎年夏(2023年は7月4~7日)に開催されているイベントです。 当時は珍しいもの見たさに電車を使って見に行ったのですが、さまざまな驚きや発見がありました。その1、2について書いたあとで、これから開催される博覧会について少し書き留めます。 第一の驚き。「ガーデニング」審査とその内容。ブースがあてがわれて各々の技を競い合うのですが、そこに植えられた草花樹果のデザインというか雰囲気は日本の庭と全く違う。「特賞」「金…
…者は、よく知っているロンドンのとある事例では、地域住民がBIDの運営から除外されており、とても民主的な制度とはいえないと述べましたが、政府側は答弁で、法律的には地域住民を排除するとの規定はなく、事実、他の事例で地域住民も運営に加わっている事例もあること、従って、こうした課題については法案の修正という形ではなく別の方法によって模索していきたいので、修正案64番を取り下げてほしいとしました。これを受けて、提案者は修正案64番は取り下げますと述べています。なお、この段階(報告ステー…
…達しません。ついでにロンドンのハイドパーク(および連続的に連なるケンジントンガーデンズ)253ヘクタールと比較すると15分の1以下。けれども日比谷公園をよく観察してみると、ソニーのウォークマンのように、その小さな16ヘクタールの中に大都市東京のさまざまなニーズを満たす多様な機能がコンパクトに詰まっており、また、「公園」というそのパブリックな空間は日本のさまざまな歴史の舞台ともなってきました。高木が育ち花々が彩るその雰囲気にも独特のものがあります。加えて、公園に隣接する東隣の街…
探訪の道・どの都市にもあるはずの発見の道 (ロンドン)
全国(その2)⇒ロンドン(その3)とみてきたので、さらにロンドン内の区に着目します。 近隣計画が制度化された際、区内全域に迫る勢いで区が主導して近隣計画策定を進めようとしたロンドンWestminster区をとりあげます。ウエストエンドなどのロンドンの主要繁華街や高級住宅地、観光スポットなどがぎっしり詰まった場所です。 まず、これまでと同じ要領で表を作成しました。ざっくり見て、ロンドン全体の傾向と似たパターンです。1つ違うとすると、当初より熱心に取り組んできたため取組数が22と…
…の近隣計画に続いて、ロンドンの場合をみてみます。 表ではロンドンの2017.9時点と2022.9時点が比較できるようにしました。計画策定段階の区切り方や表示方法が全国とロンドンとでは異なり、また、ロンドンの2017年と2022年でも異なるため、計画策定段階がおよそ同じ欄におさまるようにしています。特に全国の値はあくまで参考値として示してあります。 (その1)(その2)とも関連させながら、重要と思われる点を整理します。 第一。ロンドンで近隣計画を策定する場合は、基本的に計画主体…