自己紹介

【in evolution】イノベーションの源泉(2022.12.30更新)

イノベーションそのものがどのように湧き出すかについて、本ブログでとりあげてきた関連記事を、カテゴリーに分けて書き出してみると、「都市イノベーション」を生み出す源泉は、「人的資源」「科学技術」「政策制度」「地域連携」に加え、「都市が生み出す…

【in evolution】世界の都市と都市計画(2024.4.29更新)

「【in evolution】日本の都市と都市計画 の姉妹編です。 ルイス・マンフォードの『THE CITY IN HISTORY』をとりあげたとき(⇒2015.10.22記事へ)、「(世界中の)都市というものの起こりと変遷と現代的課題を通史として描き出したという意味で古典的名作」とし…

【in evolution】日本の都市と都市計画(2024.3.19更新)

2017年2月22日の記事『都はなぜ移るのか 遷都の古代史』で「飛鳥(明日香)から数々の都を経てやがて平安京へ結実するプロセスが動的に、かつ進化プロセスとして理解できるとともに、794年以降不動となった京都という首都において、おそらくは初動期においてさ…

2017年4月より新シリーズ「都市イノベーションworld」をはじめます。

今週にも“春一番”が吹きそうな気配。 本ブログでも4月から新シリーズ「都市イノベーションworld」をスタートさせます。現在書いている「都市イノベーション開墾」の後継シリーズです。 2016年の間にいろいろあり、これまで『ベルリンの壁崩壊』後の時代だと…

「みうらからはじめる研究会(第2回)」を3月11日午後に開催します

人口減少に悩まされる三浦半島の活性化に取り組もうと、神奈川県の「個性あふれる地域づくり事業」に応募・採択され進めてきたプロジェクトの成果報告を中心に第2回「みうらからはじめる研究会」を開催します。地域コミュニティが主役となる谷戸地域の新しい…

「都市計画と都市イノベーション〜ヨコハマを通して考える」

先週開催された「まちづくりセミナー」(都市計画協会主催)で、「都市計画と都市イノベーション〜ヨコハマを通して考える」というタイトルで話をする機会をいただきました。 主な対象は自治体職員。「右肩下がり」「消滅可能性都市」などという元気の出ないご…

アジスアベバ開墾(1) : “常春の”高原都市

明けましておめでとうございます。2017年です。 そろそろ21世紀後半に向けた新たなテーマの“開墾”にも取り組もうと、アフリカ連合の本部が置かれているアジスアベバから、5回の予定で、できる限りその未来を探ってみたいと思います。その都市像は(意外なこと…

「縮減市街地における地域コミュニティ関与による住環境マネジメントに関する一考察」がアップされました

博士課程のYさんらと行っている“豊かな縮減都市”研究(⇒研究ノートへ)に関連した論考が、昨日アップされました(都市計画報告集No15)。 [No15目次へ] https://www.jstage.jst.go.jp/browse/reportscpij/15/3/_contents/-char/ja [直接pdfへ] http://www.cpij.o…

GNHと都市計画(その2) [2017.5.15更新]

昨年、GNHをテーマとする博士課程のYさんとブータンに行き、「GNHと都市計画」を本ブログで報告しました[⇒関連記事]。 それから1年。研究成果が「ブータンの国民総幸福(GNH)政策の理念と計画化に関する研究」の形でまとまり11月の都市計画学会で発表します…

“みうらからはじめる”:地域コミュニティが主役となる学民連携事業

人口減少に悩まされる三浦半島の活性化に取り組もうと、神奈川県が進める「個性あふれる地域づくり事業」に応募したところ採択され、3つの研究室が合同でプロジェクトを進めています。(下記URL参照) http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p1044053.html 都市計画…

「地域創造論」が本年度もスタート(10月3日より)

大学院科目「地域創造論」を10月3日にスタートします。 本年度は昨年度から継続中のテーマ「ローカルからの発想が日本を変える、世界を変える。」の2年目です。今回は特に、新しいとの連関の可能性、地域文化や観光のこれからなどに光を当てます。[関連情報]…

「都市科学部」がスタートします(2017.4より)

都市をめぐる新しい学部がスタートします。横浜国立大学都市科学部。 今朝、メディアで報道されました。 大学HPでは以下のように紹介しています。9月19日には説明会(オープンキャンパス)も開催されます。 [新学部]http://www.ynu.ac.jp/ynu-project/urban/in…

住環境価値の捉え方と都市計画制度

機会をいただき、「住環境価値」について新たな視点から考えてみました。 一昨日の建築学会PDでお話ししました。 当日、印刷されたPD資料は売り切れていたため会場で資料無しの方もいました。また、発表用資料にはデータや図面や細かな解説があるにもかかわ…

木密地域不燃化10年プロジェクト(その6)

9月に木密地域のあり方について話す機会ができ、最近の動向や文脈の変化、オリンピック後も含めた将来ビジョンや新たな課題などを考えようと、さっそく先週末、まずは、これまで歩いたことがなかった台東区N地区と江東区K地区へ行ってきました。今回のテーマ…

北海道新幹線

私:「今度札幌に出張した帰り、北海道新幹線に乗ってきます!」 知人:「、、、???」。「札幌から函館は飛行機ですよね。」 私:「いえ。ずっと電車です。もちろん。」 知人:「??!!」という会話に見送られて先日、北海道新幹線に乗ってきました。 いくつか…

“朝日座でロックだぜ!”(朝日座を応援します(その4))

本日の岩手日報(Web版)に掲載された記事「沿岸唯一の映画館シネマリーン閉館へ」を見て、朝日座(南相馬市)の「その後」を書いておかねばと思い立ちました。岩手日報の記事は、岩手県の沿岸部で唯一残っていた映画館(全国で唯一の生活協同組合運営)の赤字が膨…

「地域まちづくり推進状況報告書・評価書及び見解書」が公表されました(5回目)

横浜市地域まちづくり推進条例第17条の規定にもとづき、標記情報が公表されました。 http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/chiikimachi/joureiseido/suishinreport/ 規則でその公表を2年に1度と定めているため今回が5度目となります。 [4月27日追記 : 本条…

「市街地創造論」を4月12日に開講します

隔年大学院講義の「市街地創造論」は4月12日スタートです。 東日本大震災からの復興市街地についても5年目の現時点で評価をおこないます。 中心市街地の再生、市街地の継承と進化、イベントと持続発展のほか、ブータンの都市やドバイの都市づくりも組み込む…

本年度も「都市イノベーション学府修了展」が開催されます

3月19(土)、20(日)、21(振替休日)の3日間、都市イノベーション学府修了展が開催されます。 場所はBankART Studio NYKの3階。 http://www.urban.ynu.ac.jp/?p=2895

『港区低炭素まちづくり計画』とC40

先週、東京都港区から標記の計画書が届きました。日本の中で最も二酸化炭素排出量が多い東京港区でなぜこのような計画をつくるのか、といった疑問も出なくはないと思いますが、ある意味、日本一排出している場所であるからこそ策定の必要が最も高いともいえ…

GNHと都市計画

「信号の無い」GNHの国ブータンは、この10年くらいで大きく変わりつつあります。その変化が最も大きくあらわれていると考えられる首都ティンプーを通して、「GNHと都市計画」という視点で考えてみます。(なお、Geley Norbu氏が書いているBlog(https://geleyn…

研究室の学生ページができたようです(facebook)

先日の研究室ゼミで、学生ページが紹介されました。説明によると、T大学T研究室のページを参考にしたとか、、、 まだHP上ではリンクしていないようです。 「横浜国立大学 都市計画研究室 学生」で検索してみてください!

「地域創造論」は10月5日スタートです

本年度も「地域創造論」をスタートします。[関連情報] ・『地域創造論 ポスト3.11の新しい地域像』 昨年度までのテーマ「ポスト3.11の新しい地域像」をまとめたテキスト。 http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20150330/1427692708 ・大学院副専攻プログラム(地域…

「日本の都市計画制度の課題と新しい取り組みに関する全国調査」を投稿しました

『都市計画報告』に標記タイトルの論説を共著で投稿しました。副題は「地方分権が進む中での民間・住民発意の取り組みに着目して」です。前半でアンケート結果の概要を紹介したあと、特に、地方分権が進む基礎自治体の都市計画の現場での課題や都市計画制度…

ドバイ開墾(1):世界の要

これまでのどの都市ともそのつくられかたが異なる世界都市ドバイ。 その不思議な世界がずいぶん前から気になり、「ドバイ」と名のつく図書や論文をいくらか集めたものの、読まずに積んでありました。本ブログではじめて「ドバイ」というキーワードが出てくる…

新シリーズは「都市イノベーション開墾」(9月スタート)

「都市イノベーション読本」「都市イノベーション2020」に続く第三のシリーズを、「都市イノベーション開墾」とし、9月からはじめます。 小さな工夫も、それが積み重なれば大きなイノベーションに。また、地域ごとの多様なイノベーションが積み重なれば豊か…

20世紀のニュータウンを21世紀につなげる視点

昨晩、第99回港北ニュータウン研究会が開催されました。 第一部は千里ニュータウンからのゲストスピーカーO氏の講演。第二部がいつもの港北ニュータウン研究会です。 千里ニュータウンでは10年ほど前まで「オールドタウン」化がどんどん進行していたものの、…

記事:私鉄の「脱・小林一三」戦略(日本経済新聞)

今朝の日経で標記記事が目にとまりました。一三(いちぞう)モデルとは、「オフィス街にターミナル駅と百貨店、郊外に娯楽施設を配し、その間に住宅地を造成」(本記事の表現)する私鉄経営モデルです。 その「脱」戦略とは、、、これはかなりの都市イノベーショ…

【研究ノート】新しい都市計画システムの研究【2023.11.20更新】

【最新情報】 ・横浜市の新しい都市計画マスタープランの基本的考え方について答申されました (2023.11.20) 2022.7から6回かけて検討してきた小委員会の成果がまとまり、2023.11.17の横浜市都市計画審議会で承認されて答申されました。 【継続研究テーマ】 …

【プロジェクトノート】和田町タウンマネジメント(2021.3.6更新)

2005年度にスタートした「和田町タウンマネジメント協議会」。その経緯や成果などを概観できるページです。 ◆和田町タウンマネジメント協議会の様子 ◇最新情報は以下のホームページにて。 http://www.wadamachi.net/ ◇第1回から第100回までの協議会の報告は…