地域が連携し「住みたい都市」をプロデュースする

横浜で都市計画学会全国大会開催(11月8,9,10日)

都市イノベーション2020 Part2

都市の持続性

「都市イノベーション2020」も最終回。2020年7月24日のオリンピック開会式まで約5年です。2年前の、あの「トウ キヨウ」と読み上げられた瞬間に「都市イノベーション2020」を思い立ち、今回で100話となります。 都市の持続性とはなにかについて、昨日、とあ…

“芝公園”

「都市イノベーション2020」も第99話。今回のテーマは芝公園です。とはいえ、“都心のオアシス”のはずなのに、どこが“芝公園”なのかまったくわかりにくく(実際のところわからず)、かなりもったいないことをしている貴重な資源ととらえて、まずは蝉も鳴きはじ…

「広域交通ネットワーク計画について」(東京都)

「都市イノベーション2020」も第98話。あと2話でこのシリーズも終了予定です。 今回はそれにふさわしい話題。本日午後、東京都から「広域交通ネットワーク計画について」が発表されました。 http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2015/07/DATA/40p7a100.pdf…

『銀座・資本論 21世紀の幸福な「商売」とはなにか?』

7月1日に発表された路線価によると、銀座5丁目鳩居堂前が30年連続で最高だったとのこと。しかも東京のベスト10の中では前年度からの伸び率も14.2%と最高です。「東京1極集中の加速で日本はどうなっちゃうんだろうね、、、」との声も聞こえてきそう(自分の声?…

20世紀のニュータウンを21世紀につなげる視点

昨晩、第99回港北ニュータウン研究会が開催されました。 第一部は千里ニュータウンからのゲストスピーカーO氏の講演。第二部がいつもの港北ニュータウン研究会です。 千里ニュータウンでは10年ほど前まで「オールドタウン」化がどんどん進行していたものの、…

1851年ロンドン万国博覧会と水晶宮

近代オリンピックがはじまった1896年からさかのぼること45年。 ロンドンで1851年に開催された第1回万国博覧会を象徴する水晶宮が建設されるまでの経緯を綴った『大英帝国博覧会の歴史』(松村昌家著、ミネルヴァ書房、2014.5.1刊。同じ著者の既刊『水晶宮物語…

羽田空港ー海老取川ー日本橋船着場

羽田空港の外側を大回りしていた船便を、空港内側の海老取川を東京都が整備することでアクセス性を高め、日本橋船着場(2011.4オープン)まで約40分、とのニュースが今週報じられました。電車では約30分と少々差がつきますが、車とは同程度。 また、「羽田空港…

東京の鉄道ネットワークはこうつくられた

『首都高物語』の鉄道バージョンであり、 『東京150プロジェクト』の鉄道部門解説書ともいえそうな、元・日本国有鉄道建設局技師による歴史書・解説書・日本型都市イノベーション論。 副題にある「東京を大東京に変えた五方面作戦」が本書を貫くキーポイント…

都市イノベーションが生まれるとき

昨日の大学院ゼミで、復興まちづくりのある取組の評価軸について議論になり、たとえば「復興では時間が切迫している」から「本当はこうしたかったのにできなかった」というとらえかたをすべきなのか、「復興では時間が切迫している」のに「特段の都市イノベ…

中央防波堤埋立処分場

第91話は、東京の“最後のゴミ埋立地”中央防波堤埋立処分場の話。実際にどうなっているか確かめてきました。 10年くらい前までは、ここはそう遠くない将来満杯になる。もう埋め立てられる場所は東京にはない。どうしたらよいだろうか、、、などと新聞ネタにも…

『S,M,L,XL+』

今朝の朝日新聞書評欄で五十嵐太郎氏が「ついに邦訳された」と紹介している本書をさっそく読んでみました。ちくま学芸文庫、2015.5.10刊。 訳者(兼本書の編集者と思われる)太田佳代子氏が書いているように、本書は元の『S,M,L,XL』から「いろいろ差し引いて…

新・観光立国論

2015年6月18日発行、東洋経済新報社。著者は、元ゴールドマン・サックスアナリストのデービッド・アトキンソン。 観光立国の基本要素である「気候」「自然」「文化」「食事」のすべてが潜在力としてあるにもかかわらず、日本を実際に訪れる外国人がきわめて…

『東京150プロジェクト』(新建築2015年6月別冊)

「東京」で現在進行しつつある諸プロジェクトを「新宿」「渋谷」「品川」のようなエリアごとにリストアップするとともに(2章)、“東京のつくりかた”と題して、日本流都市計画(理)論の真髄にあたる部分を抽出・展開・解説した(3章)書。 150のプロジェクトを正…

品川シーズンテラス

今週オープンした「品川シーズンテラス」。なかなかイノベーティブです。 報道されている情報だけではなかなかわからないこの空間の魅力と期待を記します。(実際に開発された建物は背後に置いておき、もっぱら「テラス」に注目します。内容はあまり具体的に…

天王洲ボードウォーク

これは、もしかすると、重要な都市イノベーションの一過程か、、、 いつもより早い初夏。久しぶりに天王洲にでも行ってみようと近くまで行くと、何やら護岸にボードウォークらしき長〜〜いボードの設置工事中。 これは普通ではない。 こんなところに今時こん…

「復興・創生期間」

東日本大震災後5年間の「復興集中期間」のあとの5年間を「復興・創生期間」とすることが昨日復興庁から発表されました。 http://www.reconstruction.go.jp/topics/post_164.html 内容的には復興基幹事業以外の事業は他の「地方創生」同様、国費ばかりでなく…

記事:私鉄の「脱・小林一三」戦略(日本経済新聞)

今朝の日経で標記記事が目にとまりました。一三(いちぞう)モデルとは、「オフィス街にターミナル駅と百貨店、郊外に娯楽施設を配し、その間に住宅地を造成」(本記事の表現)する私鉄経営モデルです。 その「脱」戦略とは、、、これはかなりの都市イノベーショ…

ビジネス近隣計画がはじめてレファレンダムを通過しました

イギリスの総選挙は保守党の勝利に終わり、都市計画の分野においても今後5年間、とりあえず安定的な環境ができました。 実は5月7日にはセントラルミルトンキーンズのビジネス近隣計画の投票(レファレンダム)がありました。(⇒その経緯は近隣計画の運用(その12…

目黒通りアンティーク家具街(その2)

とあるイメージの小さなテーブルを探しに先日再び「目黒通りアンティーク家具街」へ。 ありました。インドネシアにオーダーし製作されたものです。 どんな工場(工房?)でつくっているのか、ホームページに出しているのか尋ねると、「いくつもの業者と取引し…

The Travel & Tourism Competitiveness Report 2015

昨日発表された2015年版の「The Travel & Tourism Competitiveness Report」がメディアでとりあげられています。 「前回の14位が9位に上がった」「おもてなし世界一」などの見出しが多いのですが、では、どういう要因でランクが上がったのか? そんなに簡単に…

『「空間」から読み解く世界史』×『Unified Growth Theory』

都市イノベーション2020第80話です。 世界の進化について歴史(前者)と経済(後者)から統合的に読み解いた、それぞれの著者の集大成的作品。これらの背景には、1つ前のアーリの「モビリティーズ」が関係しています。特に前者は世界史を理解するために空間の距…

モビリティーズ 移動の社会学

移動を切り口にした新しい理論の体系化に挑戦した書。ジョン・アーリ著(吉原直樹ら訳)、作品社2015.3.20刊。 訳者が「これまで断片的に語られてきたことにたいして、さしあたりトータルな認識が示されている」と評していることもあり、アーリについてこれま…

「London」とはどういうところか(『A+U』2015.5号/『BRUTUS』2015.3.15号)

「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ」。 先週発売になった『A+U』がロンドンを特集しています。72の建築を通して「21世紀に入り活発な建築活動が続くロンドンの近況と、その源流といえる19世紀から近代にかけての建築を紹介する」という企画ですが、な…

「Yokohama」を海外からみると

プレミアリーグで明日にも優勝しそうなチェルシーのユニフォームのスポンサーが、サムスンから横浜ゴムに来シーズンから変わるようです(契約期間5年)。スタジアムやユニフォームにはYokohamaの文字がたくさん(のはず)! 現状での「Yokohama」認識を、たとえ…

ATLAS OF CITIES

円安や観光政策などの要因をとりあえず横に置いておき、あるいは近くにあるからといった地理的要因もここではとりあえず横に置いておくとすると、例えば「東京に何を期待して外国人はやってくるのか?」、ロンドンやニューヨークやイスタンブールやミラノで…

街中の外国人

GW入りした週末。なぜか電車に乗っている、街を歩いている、店で買い物している外国人が(かなり)多いのでは、、と。調べてみると、、 2013年の1125万人というのは東日本大震災後の落ち込みがなければ自然に到達したトレンドと考えられるものの、2014年は1415…

(映画)『ヨコハマ物語』(2013)

“都市ミュージカル”映画『サンシャイン 歌声が響く街』(※1)の横浜版か、はたまた「THE SHARE」(※2)の横浜版的ニューコミュニティか?! “都市イノベーション2020”の話題が久しぶりにみつかりました。 横浜らしい場所が詰まっています。あの家はどこにあるの…

『地域創造論 ポスト3.11の新しい地域像』が完成しました

『地域創造論』は、大学院副専攻プログラム「地域創造」のコア科目となる授業です。 “ポスト3.11の新しい地域像”との大きなフレームのもと、学内外から地域の第一線で活躍する講師をお招きし、それぞれの専門の立場から「地域創造」を語っていただきました。…

BUKATSUDO

横浜みなとみらいのドックヤードガーデンに昨年オープンした「BUKATSUDO」で、はじめて部活動してきました。 この施設。「大人のためのシェアスペース」「未知の発見や、仲間との出会いから、趣味の集いや、街を豊かに変える活動が、はじまり、うごきだす」…

空か陸か海か/空と陸と海と

3.14改正のJR時刻表が明日発売予定です。北陸新幹線の開業をもって、国内を「陸」づたいにかなり広範に気軽に行けるようになった気がします。「空」より「陸」が速くなります。さらにリニア新幹線ができ大阪まで67分で到達するようになると、広島まで2時間40…