再開発 の検索結果:

ロンドンLiverpool Street駅の大改造計画が熱い議論になっています(その2)

… Station駅の再開発についての議論は、いわゆる世間の話題としてはネット上では静かになっているようですが、7か月ほど間が空いたので(⇒(その1))、途中経過として計画協議の様子を少しまとめてみます。 シティ(当該開発が位置する都心区のCity of London)のホームページ上に協議の様子がリアルタイムで見える頁があるので(⇒資料)、そこの情報を本日時点で整理します。 現時点でこの案件(23/00453/FULEIA)に出ている「コメント」は2214件あり、うち、「Pu…

ロンドンOxford Streetに建つ歴史的建造物の再開発計画が大臣により却下されました (その4 : 大臣の決定は誤りとの判断が下されました)

…ドンの繁華街における再開発計画を大臣が却下したことを、M&Sが不服として高等法院に訴えていた重要案件について、2024年3月1日に高等法院の判断が示されました。ほぼ全面的に大臣の誤りを認めるもので、国の対応にもよりますが、なかなかこの判断を覆すことは難しいと思われる内容です。(⇒資料へ) M&Sは6つの理由(「Grounds」と表現される)で自らの開発計画が却下されてしまったことを不服としています。 結果は、理由1~4がすべて大臣の誤りとし、理由5も大臣の誤り、理由6は却下と…

品川駅ビル着工へ (品川フィールド24)

…デッキを越え、手前の再開発によるデッキに接続する。かなり想像力を使わないとイメージできない大きな改変ですが、これを基本に据えると以下がイメージしやすくなる。 第二。正面に走っている京浜急行を地上に下ろす準備工事がかなり進み、線路を下に下ろすことでコンコースを手前に貫通できるようになる。 第三。その過程で、これから建てる品川駅ビルの構造の中に京浜急行品川駅が収まるような手順で工事する。デッキ階もビルの中を貫通するように計画している。駅ビルはおおまかにいうと上方で北棟と南棟に分か…

ストーンヘンジをバイパスする道路計画を可とする大臣判断を不服として2度目の申立て

…に建つ歴史的建造物の再開発計画の却下をめぐる不服申立てについてフォローしている最中(⇒(その3)へリンク)ですが、イギリスらしいといえばさらにそうだともいえそうなストーンヘンジをめぐる2度目の申立てがなされるようです。その経緯と重要性を圧縮して説明してみます。 ストーンヘンジといえば世界的に注目される人類の遺産ですが、そのすぐ脇を通る幹線道路が渋滞し遺産を傷つけているのをなんとか解決しようと、やや離れた箇所にバイパスをつくりストーンヘンジ付近はトンネル構造にする計画(⇒資料1…

ロンドンOxford Streetに建つ歴史的建造物の再開発計画が大臣により却下されました (その3 : M&Sが不服申立てを表明)

やはり、大臣による却下は誤った判断だとして、高等法院(High Court)への申立て可能な「判断後6週間」の(おそらく)最終日となる本日8月31日、M&Sのホームページに不服申立てを行う旨の短いながらもかなり強いメッセージが掲載されました。さきほどから各メディアがとりあげ徐々に報道がはじまっています。ただし、申立ての文書そのものは現時点ではわからないため、ここではその「短いながらもかなり強いメッセージ」を原文で引用したうえ、少し補足します。 前文に続く以下の2パラグラフがM…

@Sohoplace (都市は進化する175)

…コートロード駅周辺の再開発の一環として旧アストリア劇場の跡地に建てられたもので、602席がさまざまな形態にアレンジできる高質な空間に仕上がっている模様(オープンは2022年秋)。劇場の入る建物全体が@Sohoplace。ロンドンに行くことになったら是非寄り道してみたいと思います。 このところ東京でも劇場が再生されたり新築されています。池袋のBrillia HALL(2019.11オープン。1248席)はこの建物が面する中池袋公園の再生とともに「消滅可能性都市」豊島区の起死回生…

ロンドンLiverpool Street駅の大改造計画が熱い議論になっています

…rd Streetの再開発をめぐる国の介入(⇒関連記事)は、既に許可となっていた再開発計画に国が介入して「却下」となったばかりのホットな話題です。 それに対して本日とりあげるLiverpool Street駅の大改造計画は本年になり具体的な計画案が明らかになったもので、現在、地元区(シティのある都心区)の内部で精査中の案件です。まだしばらく時間がかかりそうで、2024年に入ったあたりで審議され地元区としての結論が出るのではないかと想定されています。 Liverpool Str…

ロンドンOxford Streetに建つ歴史的建造物の再開発計画が大臣により却下されました (その2: 却下の理由づけ)

…も揃って「可」とした再開発計画に対し、大臣が「否」としたのはどのような論理や考えにもとづくのか。 2023.7.24の記事の続編です。 特に、「地元区、ロンドン市長、インスペクターの三者がすべて「可」だったものを覆した大臣の判断理由が知りたい。イギリスメディアでは、単に歴史的文脈の重視ということを超えて、2050年にゼロカーボンをめざす国策(というよりグローバルな目標)に反することが特にとりあげられており、どのような論理や重みづけによって、他にも多数あるはずの「可」となる重み…

ロンドンOxford Streetに建つ歴史的建造物の再開発計画が大臣により却下されました

…も揃って「可」とした再開発計画に対し、大臣が「否」とする通知を出し(2023.7.20。⇒資料)、大きな話題になっています。 対象となる建物はロンドンの繁華街Oxford Streetに面して建つ(主要なファサードはクロスするOrchard Street側)アールデコ様式の建物で、流通大手のマークス&スペンサーが入っています。却下されたとはいえ、不服申立ての機会もあるので、どのようになるかまだ結果はわかりません。以下のようにこの事例はとても注目されるため、まずは注目点のみ示し…

【Urban Walk】(海の辺の道) 浜離宮から天王洲まで [2023.10.24更新]

…します。築地市場跡地再開発、“Tokyo Sky Corridor”などにより、海の側にも、陸の側にも結びつきを強めるとともに、(幻の迎賓館)「延遼館」の復元(現在棚上げ)も含めて浜離宮自体の魅力アップも検討されており、この地を「海の辺の道」の起点とすることで、その効果の波及を期待します。 これから歩く「海の辺の道」は、縄文や弥生、古墳時代から歴史を蓄積してきた「丘の辺の道」とは異なり、古くて近世、たいていは近代以降に埋め立てられた場所にあります。 -------------…

「Tokyo Sky Corridor」の実現に向けた方針(最終報告)が発表されました

…国家戦略特区に関連した手続きで、全体に地区計画の方針を定めつつ、2つめの「京橋三丁目東地区」については都市再生特別地区が定められたことを示しているものと思われます。2つめの「京橋三丁目東地区」の都市計画はこれで確定し、1つめのハコの地区計画については「2023年度~」に「再開発等促進区を定める地区計画」として具体化される予定が示されています。 [資料] 1.中間報告 2.最終報告 🔖検索 「首都高」 本記事を「【編集ノート】Vision 2034 Tokyo」に追加しました。

都市探訪163 鉄筋解体

鉄筋解体・再開発はもはや不燃⇒不燃 (自由が丘1-29街区) 🔖検索 「解体」

Vision 2034 Tokyo [2024.4.29更新]

…駅改造事業(関連する再開発事業) 3)山手線新駅開発事業 ・駅の居間 「駅」空間は変わる 4)環状4号線事業化(および品川駅北口広場設置) ・環状4号線「港南区間」の先行供用開始とネット形成 5)リニア新幹線品川駅工事 (参考) 南アルプストンネル 6)京浜急行連続立体化事業(特に品川駅部分平面化事業) ・手順重要 2029年度末までのプロセス 7)品川駅前国道(放射19号線)拡幅事業および国道上デッキ化事業 8)品川駅西口一帯再生計画 大規模都市型庭園緑地 9)地下鉄南北線…

品川フィールド14 (写真を見ながら将来をイメージする)

…駅改造事業(関連する再開発事業)、3)山手線新駅開発事業、4)環状4号線事業化(および品川駅北口広場設置)、5)リニア新幹線品川駅工事、6)京浜急行連続立体化事業(特に品川駅部分平面化事業)、7)品川駅前国道(放射19号線)拡幅事業および国道上デッキ化事業、8)品川駅西口一帯再生計画、9)地下鉄南北線の品川駅乗り入れ事業、の9事業にとりあえず分解しています。「品川フィールド13」からまだ3か月弱しか経っていませんが、品川駅前の除却整備がかなり進み、写真を撮るとかなりの将来イメ…

品川フィールド関連事業本格化 (品川フィールド13)

…駅改造事業(関連する再開発事業)、3)山手線新駅開発事業、4)環状4号線事業化(および品川駅北口広場設置)、5)リニア新幹線品川駅工事、6)京浜急行連続立体化事業(特に品川駅部分平面化事業)、7)品川駅前国道(放射19号線)拡幅事業および国道上デッキ化事業、8)品川駅西口一帯再生計画、9)地下鉄南北線の品川駅乗り入れ事業、の9事業にとりあえず分解していますが、上記ニュースは、7)の事業化のあらわれと考えられます。8)は先週地元説明会があり、9)も今週末に地元説明会があります[…

【研究ノート】Levelling-up and Planning [2024.5.15更新]

…ord Street再開発(M&S) (その1) (その2) (その3) (その4)5-2 Liverpool Street Station再開発 (その1) (その2)5-3 ストーンヘンジ・バイパス (その1) (その2) 6 2024年の総選挙のゆくえ /////////以下は、レベルアップおよび再生法審議過程(2-2)///////// □審議過程・その1 法案/審議資料 (2022.5.15)・その2 委員会審議(1) 委員会の役割/委員会審議の流れ/審議の視聴 (…

Index Page (ブログ内テーマ検索)  [2024.3.24更新]

…ング近隣計画地区計画再開発区画整理計画許可エリアマネジメントニュータウン世界遺産 品川フィールド (品川駅周辺の大規模都市再生事業) ■災害 復興計画関東大震災阪神・淡路大震災東日本大震災南海トラフ地震首都直下地震新型コロナ ■人物 ハワードジェイコブズ *「主要都市」について 「京都」を検索すると「東京都」なども出てしまうためはずしています。「京都」は、以下のキーワードで検索してください。参考のため、他都市の類似キーワードもあげておきます。 京都と都市イノベーション大阪と都…

「品川駅西口地区まちづくり指針」が公表されました(品川フィールド11)(都市は進化する70))

…駅改造事業(関連する再開発事業)、3)山手線新駅開発事業、4)環状4号線事業化(および品川駅北口広場設置)、5)リニア新幹線品川駅工事、6)京浜急行連続立体化事業(特に品川駅部分平面化事業)、7)品川駅前国道(放射19号線)拡幅事業および国道上デッキ化事業、8)品川駅西口一帯再生計画、9)地下鉄南北線の品川駅乗り入れ事業、の9事業で、すべて同時に動いています。3)も駅としては機能していますが、まだ途中段階。今回は8)の地権者等によるガイドラインです。 🔖検索 「品川フィールド…

「Early Lessons From Detroit’s Community Benefits Ordinance」

…きビルとなって以来、再開発も難しく放置されており、なんとも皮肉なことに「見捨てられたデトロイト」を見るための観光名所になっている」と紹介していた(⇒関連記事1)、8番目の「Michigan Central Station」は見逃せません。この中央駅の再生プロジェクトに伴い締結された「コミュニティ・ベネフィット協定」の中に、「Community development fund」があり、その運用がはじまっているようです。9番目の事例も自動車工場拡張に関連した「デトロイトらしい」…

品川フィールド(その8) : 「スーパー・メガリージョン構想検討会 第18回 資料2」

…駅改造事業(関連する再開発事業) 3)山手線新駅開発事業 4)環状4号線事業化(および品川駅北口広場設置) 5)リニア新幹線品川駅工事 6)京浜急行連続立体化事業(特に品川駅部分平面化事業) 7)品川駅前国道(放射19号線)拡幅事業および国道上デッキ化事業 8)品川駅西口一帯再生計画(地区計画) 9)地下鉄南北線の品川駅乗り入れ事業(構想段階) このところ、多くの事業やその関連事業が急速に進んでいて、それらの「全貌」をとらえることが難しいと感じていたところ、標記資料「スーパー…

高輪築堤 (品川フィールド(その6))

…を生かした町づくりや再開発を模索することはできないか」とのコメントがあり、それをイメージしただけでもワクワクします。 第四。その保存(・活用)方法。範囲。見せ方(活用の仕方)。今朝の記事では、「橋梁と堤の一部のみの保存を目指す開発事業者のJR東と、遺跡の全面保存を主張する研究者の間でせめぎ合いが続いている」と表現されています。これまでになかったイノベイテイブな方法も含めて、かつ、どのような意義・意味をそこに込めるかも含めて、どう「せめぎ合い」が突破できるか。しうるか。すべきか…

隔年開講の「市街地創造論(大学院向け)」が5月12日に開講します

…が、「3」では市街地再開発が、「4」では建築家と都市計画が、「5」では被災市街地の再生が中心テーマとなります。市街地そのものの開発、再開発、再生、創造という、「つくりかえる」都市計画といってよいかもしれません。 「6」から「8」は「市街地の継承と進化」としています。「現状の良さを伸ばし、課題があれば同時に解決する」都市計画です。「8」はこの春に検討がはじまったホットなテーマで、結論というより課題認識や見直しの糸口のような話になると思います。 「9」から「12」は、「1」~「8…

海のゲートウェイ : 新竹芝-新浜松町

…がブームとなり竹芝も再開発されましたが、街と海との間に高速道路がたちはだかり、「ウォーターフロント」は街とは疎遠な、わざわざ行かない場所に。 この春、「東京ポートシティ竹芝」と「ウォーターズ竹芝」がオープンします。それぞれに特徴のある、都市的・都市計画的に意義深い「next」を感じますが、まだとっかかりにすぎません。いくつもの計画が進行中です。けれども、それらを1つ1つ見ても、全体イメージは湧いてきません。そこであえてつけたのが、「海のゲートウェイ:新竹芝-新浜松町」。 「品…

アソビル(横浜駅東口)

また来てしまいました。アソビル。 おとといの、とあるOB/OG会の二次会で来たばかりてす。今、「来た」と書いてしまいました。おととい来たのは地下の別の施設だったので、今日は地下のフード横丁みたいなところ。上の方にもいろいろありそうなので、また来ます。 再開発が検討されているものの、しばらく空いている郵便局別館の暫定利用。「都市イノベーション・next」的です!

「三笠ビル商店街における共同建築形態とその実現・継承に関する研究」

まだ「再開発」制度が胎動期にあった時代に建てられた、独特な形態でにぎわっている横須賀の「三笠ビル」の研究(I君の修士論文成果)が『都市計画報告』にアップされました。 [都市計画報告のページ] https://www.cpij.or.jp/com/ac/report/2019.html [直接pdfに] https://www.cpij.or.jp/com/ac/reports/18_83.pdf

『RULE BY AESTHETICS』

…ラム「ダーラビー」の再開発をめぐる葛藤は、グローバルな力と国内のローカルな場所とのせめぎ合いが、国レベルの土地・不動産制度の改正、動かない政府をコンサルタントとして動かそうとするM氏、地元民からの訴えを聞きそれを代弁しようとする自治体議員、M氏が策定したスキームによる国際コンペに応募しようとする建築家や不動産事業者などが複雑に入り乱れて争う(contesting)プロセスとしてリアルに描かれ」ていると紹介していますが、デリーを扱った第7章がAsher Ghertner氏による…

ガーメントセンター運営委員会報告&勧告(2017)

…くっていると、「都市再開発のフロンティアと人種・エスニシティの境界線」と題された森千香子先生(社会学)の連載が。連載全体のタイトルは「移民の街・ニューヨークの再編と居住をめぐる闘い」で、今回は「2」となっているので、「1」もあるはずと探したところ2018.4号に出ていました。ただし、都市計画的観点からは「2」の内容がきわめて興味深く感じました。というのも、ゾーニングの緩和と居住者の追い出しの関係を議論しているからです。まだ「2」なので、この連載のこれからの展開を楽しみにすると…

アベニュー/ストリート/ブロック(その2)

…の大きさです。 最近再開発ラッシュの東京では標準街区が60間四方(話を単純化して100メートル角とする)とすると、(実際には街区内が分割されているとしても)10000㎡をどう使うかの自由度は高くなり、また、大きなビルも建てられる分、開発はしやすいのかもしれません。最近オープンした「GINZA6」をはじめいくつかのビルは、(ビル同士を上空で歩廊でつなぐのではなく)街区をまたいだビルを上空に建てているくらいです(銀座の場合は明治初期の都市計画で方形の街区がタテに2分割され、GIN…

品川フィールド(その3) : 見えてきた面的イメージ

…駅改造事業(関連する再開発事業)、3)山手線新駅開発事業、4)環状4号線事業化(および品川駅北口広場設置)、5)リニア新幹線品川駅工事、6)京浜急行連続立体化事業(特に品川駅部分平面化事業)、7)品川駅前国道(放射19号線)拡幅事業および国道上デッキ化事業、8)品川駅西口一帯再生計画(地区計画)の8つの要素となります。 うち、2016.1.14の記事(その2)ではまだ1)だけが決まった時点でした。それから2年。2)3)5)がかなり具体化し、4)も進捗。昨年後半からは6)7)が…

八戸からいわきまで・2016春(その2)

…オープン。他に2件の再開発事業が進みます。また、旧市役所大通りの区画整理による道路部の工事がちょうど進行中で、チャーミングにデザインされ先行してオープンしている店舗群などとともに、他にはない、「復興の街並み」があらわれてきました。再開発事業とは異なり、街並みのスケール感や一体感が新鮮に感じます。少し内陸側に入った蛇田地区の復興区画整理事業もかなり進み、JR新駅「石巻あゆみ野」駅も先月オープン。まだまだ課題山積ですが、仙台大都市圏内ともとらえられ、宮古−釜石−大船渡−気仙沼−石…