ドバイ の検索結果:

「文化・交流」「交通・アクセス」でドバイが東京より上位に (都市総合力ランキング2022)

…あげます。 それは、ドバイがこのところ急速にスコアを伸ばしており、2022年の今回に至ってはじめて「文化・交流」「交通・アクセス」の両部門で東京よりスコアが高くなった点です。新型コロナの影響だとか、ドバイ万博が2021-22年にかけて開催されたためデータに雑音が混じっているとの見方もできなくはないですが、そうであれば2021年に東京オリンピックもあったので、ここはなんともいえません。そこで、少し時間差をとって、2018年にこの調査にドバイがはじめて現れたときと2022年を比較…

Vision 2034 Tokyo [2024.4.29更新]

…■空のゲートウェイ・ドバイ開墾(1) : 世界の要 世界から見た羽田空港の再国際化・東京圏における今後の都市鉄道のあり方 2030年頃をめざす答申は羽田重視・羽田空港アクセス線と羽田空港第五滑走路・羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会 ・都心旋回 (都心上空を通る新経路を「見える化」) ■海のゲートウェイ・『市区改正と品海築港計画』 東京築港苦難史・『築地居留地』:「東京開市」と「日本開国」・海のゲートウェイ : 新竹芝―新浜松町・竹芝桟橋(東京港) v 大さん橋(横…

Index Page (ブログ内テーマ検索)  [2024.3.24更新]

…チワースアジスアベバドバイ北京横浜鎌倉バンクーバーポートランドニューヨークデトロイト ■計画内容 ビジョンマスタープランゾーニング近隣計画地区計画再開発区画整理計画許可エリアマネジメントニュータウン世界遺産 品川フィールド (品川駅周辺の大規模都市再生事業) ■災害 復興計画関東大震災阪神・淡路大震災東日本大震災南海トラフ地震首都直下地震新型コロナ ■人物 ハワードジェイコブズ *「主要都市」について 「京都」を検索すると「東京都」なども出てしまうためはずしています。「京都」…

『気候適応の日本史』

…魅力的。本ブログでもドバイに行き「訪れた夏はというと、日中は45度から47度になりました。世界で最も暑くなる地域です。これに熱風が加わると、ドライヤーを自分の方に向けている感じ。日陰のドアノブも熱くなっています。なるべく体を布で覆い、陰から陰へと(できればクーラーの効いた室内へと)サッと移動しないとたまりません。夕方になると涼しくなるとも限らず、日没頃に熱風という日も。やはり、ピーク時間は室内暮らしにならざるを得ず、屋内型モールが発達。」(⇒ドバイ開墾(2))と書いたように、…

ドバイ万博(2021.10.1開幕)と「ハイパーループ」

…ての開催」といわれるドバイ万博が10月1日に開幕します(2022.3.31まで)。 そのテーマの1つとなる「モビリティ」に関連して、ここでは現在検討途上にある「ハイパーループ」をとりあげます。「ハイパーループ」はチューブの中を時速1200キロメートルで移動する未来型の乗り物で、ドバイ-アブダビ間を12分で結ぶ(サウジアラビアでも検討されており、リヤド―アブダビ間48分)というものです。 本ブログでは「ドバイ開墾(8)」(2015.9.9)において、それぞれ急速に拡大しているド…

『The New Arab Urban』

…的には、本ブログの「ドバイ開墾(1)~(10)」で2015年にとらえていたものと重なります。 編著者がHarvey Molotch and Davide Ponzini、ニューヨーク大学出版、2019年刊。 ドバイをはじめとする中東の諸都市については賛否両論の議論がありますが、ここでは、この地で行われているさまざまな都市開発が世界にとっての都市イノベーションであり、地球上にこうした地があることによって~そしてそこは地球上のヘソのような場所でどの地点からも割と容易にアクセスでき…

都市探訪29 屋内天国

屋内天国・外は45°C/モール内はスキー場(ドバイ2015夏) [関連記事] ・ドバイ開墾 (2015.9)(2) (9) ・『2050年の世界地図 迫りくるニュー・ノースの時代』 (2012.4.3)http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20120403/1333416322

隔年開講の「市街地創造論(大学院向け)」が5月12日に開講します

…の継承と進化(2)横浜山手のまちづくり 8 市街地の継承と進化(3)横浜市用途地域の見直しをめぐって 9 新たな都市構造の模索(1)「立地適正化計画」と歩いて楽しいまちづくり 10 新たな都市構造の模索(2)「立地適正化計画」と減災・防災 11 新たな都市構造の模索(3) 横須賀谷戸地域の再生 12 新たな都市構造の模索(4) 三島市の都市計画の動向 13 住みたい都市ポートランドの都市づくり 14 世界都市をめざすドバイの都市づくり 15 まとめ(レポート提出に代える予定)

「美の委員会」中間レポートが話題になっています

…ショナー」3名と「アドバイザー」9名が報告書冒頭に記されている) 単なるレポート止まりになるかもしれないし、これからの大きな議論の出発点になる可能性もなくはない。本当に「next」なものが生み出されるのか、注意深く見守りたいと思います。 [資料] 1.「美の委員会」中間レポート https://www.gov.uk/government/publications/creating-space-for-beauty-interim-report-of-the-building-…

(文庫版)『ピラミッド 最新科学で古代遺跡の謎を解く』

…『都はなぜ移るのか 遷都の古代史』 http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20170222/1487760737 ・ドバイ開墾(10) : ドバイゼーション (カイロ東方の新首都計画) http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20150911/1441933265【in evolution】世界の都市と都市計画 本記事をリストに追加しました。 http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20170309/1489041168

真夏の夜の夢 : ドバイの5ギガ太陽光発電施設

…きれば、、、UAEのドバイでは、5ギガワットの巨大な太陽光発電施設の建設が進行しています。2030年(予定)に完成すれば原発5基分の発電能力。ドバイでは、この時点の国内のクリーンエネルギー率を25%、2050年までに75%と見込んでいます。 「ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム・ソーラーパーク」と名づけられたこの施設(完成時面積214平方キロ)をグーグルの航空写真で見ると、[以下このパラグラフ、2018.7.11訂正]建設中のマクトゥーム国際空港から南東側にさら…

世界の中産階級

…20340297 ・ドバイ開墾(10) : ドバイゼーション http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20150911/1441933265 ・アジスアベバ開墾(5) : 中産階級化の兆候〜21世紀後半に向けて http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20170107/1483746707【In evolution】イノベーションの源泉 本記事を上記リスト(人的資本とイノベーション)に追加しました。 http://d.hatena.ne.j…

『Airport Urbanism』

…83746707 ・ドバイ開墾(8) : ドバイ/アブダビ大都市圏 http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20150909/1441754845 ・ロンドンの新空港(滑走路)候補地をめぐる話題 http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20140106/1388995830 ・ウランバートル http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20120717/1342514398 ◆国内 ・検証・2050日本復活(1)高速化 htt…

【in evolution】イノベーションの源泉(2022.12.30更新)

…0/101347 ・ドバイ開墾(4) : ニュードバイ http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20150904/1441323131 ・『Happy City』 http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20141001/1412117063 ・『イギリス都市計画の新動向 新世紀へのチャレンジ』(2001.8) http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20130912/1378966291 ・『勇気ある決断』 http:/…

【in evolution】世界の都市と都市計画(2024.4.29更新)

…8/000105 ・ドバイ開墾(1)〜(10) (2015.9) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) ・GNHと都市計画 (2015.11/2016.10) (1) (2) ・『RULE BY AESTHETICS』(2018.8.23) http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20180823/1535010065 ・『SOCIAL URBANISM AND THE POLITICS OF VIOLENCE』 …

『OF PLANTING AND PLANNING』(Second edition)

…76話) http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20121225/1356407762 3.『ドバイ開墾(4) : ニュードバイ』(都市イノベーション開墾 第4話) http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20150904/1441323131 4.『A HISTORY OF FUTURE CITIES』(都市イノベーション読本 第100話) http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20130625/1372127319

検証・2050日本復活(3)スマート化

…京の高層化が進み、「ドバイの超高層ビル「フルジュ・ハリファ」よりも高いビル群が林立するようになった」(p28)。超高層化により都市空間が効率的に利用されてスマートシティ化の環境を生み、起業家の活動が活発になった、というのがおよその全体像です。 一応「スマート化」的描写にはなっていますが、やはり「一応」です。けれども、「スマート化」の前段としてのクリーンエネルギー化やエネルギー自立の方に着目すると、なかなか興味深い議論が展開されています。そもそも「エネルギーはこの国のアキレス腱…

クリスマス島の塩

…で旅し、「世界の要」ドバイも“開墾”しましたが(記事4から10回)、クリスマス島は地球儀でみると太平洋のど真ん中にあり、近年、日付変更線を変更して「世界で最初に夜が明ける国」になったという意味で、ある意味この地は、第二の「世界の要」といえなくもありません。 「クリスマス島の塩」は日本で多く販売されており、関連商品もとても多いです。塩田はごく小さいと書かれているので、そんなにたくさんとれるのかと心配になりますが、むしろ本当に心配すべきは、クリスマス島はじめキリバスを構成する多く…

リニア新幹線品川駅工事

ドバイではじまった「都市イノベーション開墾」も第50話。 前回の『家康、江戸を建てる』の現代版といえなくもないリニア新幹線工事が今回のテーマです。 なかでも「三大難工事」の1つといわれる品川駅工事(他の2つは南アルプストンネルと名古屋駅)。上の新幹線を平常運行しながらその直下に穴を掘り、ある時点で「はいっ」と運行パターンを切り替えなければなりません。 本日、たまたまその現場を目撃しました。現在の新幹線駅に沿って東を通る4車線道路の中央2車線が閉鎖中。リニア駅はこの道路部分には…

「市街地創造論」を4月12日に開講します

隔年大学院講義の「市街地創造論」は4月12日スタートです。 東日本大震災からの復興市街地についても5年目の現時点で評価をおこないます。 中心市街地の再生、市街地の継承と進化、イベントと持続発展のほか、ブータンの都市やドバイの都市づくりも組み込む予定です。

CONTESTING THE INDIAN CITY

…いる)ことや、8月にドバイに行った際、ちょうどムンバイの上空あたりを通過したことなどもあって、以前から気になっていた『Worlding Cities』(⇒関連記事)の姉妹本ともいえるこの本を読んでいます。ネオリベラリズムがインドの諸都市に強く影響を与えるようになり、都市計画にかかわるガバナンスがどのように変化しているのかを、主体間相互の争い(contesting)の観点からリアルに描き出した興味深い図書です。 とりわけ、自国の経済を海外に開こうとしたとき、土地そのものをまとめ…

AFRICAN CITIES Alternative Visions of Urban Theory and Practice

…も、第24話です。 ドバイにはじまり中東・アラブ諸都市、ラテンアメリカをとりあげ、マンフォードの「Cities in History」に記述されていない非欧米視点を補おうと、うろうろ。GNHの国ブータンにも行ってきました。デトロイトの「内なる都市問題」は、ロンドンやパリなど先進諸都市の21世紀的テーマでもあります。もはや、「先進国」「途上国」「新興国」などの分類にもとづいて都市や都市計画のあり方を語れなくなっているように思います。1998年の自著『イギリスに学ぶ成熟社会のまち…

『Planning Middle Eastern Cities(2004)』+『The Evolving Arab City(2008)』

「ドバイ開墾(10) 」で紹介したYasser Elsheshtawy氏が実は標記図書(いずれもROUTLEDGE刊)の編者だったことを知り、これら成果はマンフォードが書いていないこれら地域の諸都市の「世界史・文明史・地球史」の一端なのだろう(になるのだろう)とワクワクしながら、積んだままになっていた都市のストーリーを読んでいます。ドバイを発端にしつつ、アブダビ、ドーハ、マナマ、クウェート、リヤド、サヌア、カイロ、バグダード、アンマン、ベイルート、チュニス、アルジェ、ラバトが…

ドバイ開墾(10) : ドバイゼーション

これまでみてきたドバイの都市開発を、「ドバイゼーション」と呼び世界中の「ドバイゼーション」を観察している学者がいます(UAE大学のYasser Elsheshtawy准教授。URLはdubaization.com)。ただし、定義のようなものは無いようで、むしろ「これはドバイゼーションだ」と言った側がドバイの何か〜例えば、とても高い、贅沢、巨大開発、短期間での開発、エマール等ドバイ関係者の関与など〜をそのように表現しているようにみえます。 一例をあげると、今春発表されたカイロ東…

ドバイ開墾(9) : 地球温暖化とドバイ

…ます。ところで、最近ドバイで発表される都市開発には2通りあり、1つは開発全体を屋根で覆ってしまうもの。現実のモールはこのように進化してきました。それがさらに大規模化しており都市スケールのものも提案されています。あの暑さを体験したあとでは、こうした開発がいけないものであるとは到底言えません。 もう1つは「マスダールシティ」的な方向をめざすものです。 「マスダールシティ」では多くの項目を実験的に同時に満たそうとするいわば“フル装備型”のモデルのため、ここでは、(7)とのつながりを…

ドバイ開墾(8) : ドバイ/アブダビ大都市圏

…メトロの南の終点で、ドバイ万博2020の開催地もこの後背地。「ドバイ・サウス」という言い方や、「マクトゥーム国際空港」という固有名詞がより多く情報発信されるかもしれません。けれどもここでは、さらに引いて、ドバイ/アブダビ大都市圏というビジョンを考えてみます。 UAEの首都アブダビとドバイ間の距離は160キロほど。ポイントの1つは、ジュベル・アリにドバイの2つめの国際空港がオープンし、機能を増強中。近い将来、新旧2つの空港が強力に結ばれて、2020万博に向けてドバイ/アブダビボ…

ドバイ開墾(7) : 都市の歴史

新しいドバイばかりみていると、人間の欲望だけが際立って、「ネオリベラリズム都市」ドバイの烙印が押されてもしかたない状況です。9月2日に発売された『ドバイ超高層都市 21世紀の建築論』(松葉一清・野呂一幸著、鹿島出版会)ではブックカバーに“天上の造形感覚を論ずる禁断の建築書。”と記されており、21世紀の先頭を猛スピードで走る「ドバイ」という都市の存在をどうとらえてよいのか、視点を定めるのに苦労している感じがします。 けれども歴史をさかのぼると、もとからこの地にあった「自由と寛容…

ドバイ開墾(6) : ブルジュ・ハリファ

…きわめて短命で、既にドバイ内でもナキールタワー1250m(塔部はさらに高い)が名乗りをあげ、サウジでは1600mのキングダムタワーの発表もありました。 人間の、高さへの欲求には限りがありません。それでもこのビルには、たとえ今後高さでは抜かれたとしてもいくつかの魅力や逸話が残ります。主観的にあげると、 第一。リーマンショックでドバイの政府系デベロッパが苦境に陥ったとき、隣のアブダビから支援があり、この塔の名前も急遽変えて完成させたこと。首都を擁するアブダビは石油資源も豊富で、U…

ドバイ開墾(5) : パーム・ジュメイラ

不動産開発によりドバイのブランディングを進める「海のナキール、陸のエマール」。ナキールもエマールも政府系のデベロッパーです。まずは、「海のナキール」からその代表プロジェクトをみてみます。 ドバイの都市開発に世界が注目するきっかけの1つ、パーム・ジュメイラ。 「ワールド」に比べればまだ理解可能とはいえ、なぜ、あのような葉っぱの形をした洋上都市を、実際につくることにしたのか? 発想としては、当時70キロしかなかった海岸の価値を最大限高めるために、海岸線を人工的に造形・造成しようと…

ドバイ開墾(4) : ニュードバイ

古いドバイから新しいドバイ(ニュードバイと言われる)への転換点はどこにあるのか? 1つの手がかりが、100Dh紙幣に印刷されているワールドトレードセンターです。1971年にイギリスの保護を離れ独立したUAE。1970年代当時まだ市街地のフリンジに位置していた地に建てられた味わいのある施設で、地元の人たちからは当時の首長の名前をとり「ラーシドタワー」と呼ばれているようです。設計者は英国の建築家ジョン・ハリス。『DUBAI』(Ahmed Kannaa著、ミネソタ大学出版、2011…