ニューヨーク の検索結果:

Index Page2 (ブログ内図書検索) [2024.1.26更新]

…Zukin)『錯乱のニューヨーク』(レム・コールハース) 『International Perspectives on Suburbanization』(NA. Phelps and F.Wu (ed.))『Global Gentrifications』(Loretta Lees, et.al.(ed.))『Alternative Routes to the Sustainable City』(SA.Moore) 『Makers 21世紀の産業革命が始まる』 (クリス・アンダ…

NY Timesが「52 Places to Go in 2023」第2位に選んだ盛岡に行ってきました

…?」運転手A : 「ニューヨークタイムズで行くべき都市の第2位になったんだょ!」 翌日。 私 : 「最近、盛岡で何か変わったことありました?」運転手B : 「アメリカの新聞で行くべき都市の第2位になったんだ。人情があっていいっていう話のようだょ!」 というわけで、本年の盛岡の話題は100%このことです。 気になり調べてみると、確かに本年1月に発表された「52 Places to Go in 2023」の第2位に「morioka」が入っていました。快挙です。ちなみに第1位はロン…

日比谷公園2033

…にある日比谷公園」をニューヨークのセントラルパークと比較してみます。セントラルパーク341ヘクタールに対して日比谷公園16ヘクタール。20分の1にも達しません。ついでにロンドンのハイドパーク(および連続的に連なるケンジントンガーデンズ)253ヘクタールと比較すると15分の1以下。けれども日比谷公園をよく観察してみると、ソニーのウォークマンのように、その小さな16ヘクタールの中に大都市東京のさまざまなニーズを満たす多様な機能がコンパクトに詰まっており、また、「公園」というそのパ…

「文化・交流」「交通・アクセス」でドバイが東京より上位に (都市総合力ランキング2022)

…点で東京(のみならずニューヨークやパリが)がロンドンに圧倒的な差をつけられているのは「文化・交流」であることに着目してロンドンのこの厚みを以前、本ブログで解釈した(⇒関連記事)ことがありますが、その差が2022年時点でも大きく開いたままです。その中にドバイがひょっこり頭角をあらわし、東京を抜き去り、パリにも迫る勢いです。「文化・交流」を構成する指標の多くはストック(たとえば劇場・コンサートホール数)を数えているので、新型コロナの影響は大きくはなかったと考えられます。 2022…

「Tokyo Sky Corridor」の実現に一歩踏み出しました (都市は進化する115)

ニューヨークの「ハイライン」を意識した「Tokyo Sky Corridor」の実現に向けて、おととい開催された国家戦略特区合同区域会議において、この案件が審議された模様です。(まだ議事録は見ていないためこの表現) 銀座の周囲を高架でぐるりと走り抜ける(高架下が店舗等になっている)通称「KK線」が不要となり、それを転用して遊歩道にしようと、『東京高速道路(KK線) 再生の事業化に向けた方針(中間まとめ)~Tokyo Sky Corridorの実現に向けて』が東京都により発表さ…

「羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会」

…した。HPを見ると、ニューヨークのJFK空港などの事例等が紹介されており、「空港の随分手前からまっすぐ空港に向かって徐々に降下していく方法」(これが現在の都心上空になってしまう飛行方式)ではなく、「空港の近くではじめて滑走路を正面にみて着陸する。従って、「空港の近く」になるまでは別の方角から侵入できグッと旋回して滑走路を正面にみる方法」(これによりかなり自由度が上がり、社会的利益の向上が可能)、と理解しました。チラシにはそんなことまで書いていませんので、あくまで自己流理解です…

Index Page (ブログ内テーマ検索)  [2024.3.24更新]

…クーバーポートランドニューヨークデトロイト ■計画内容 ビジョンマスタープランゾーニング近隣計画地区計画再開発区画整理計画許可エリアマネジメントニュータウン世界遺産 品川フィールド (品川駅周辺の大規模都市再生事業) ■災害 復興計画関東大震災阪神・淡路大震災東日本大震災南海トラフ地震首都直下地震新型コロナ ■人物 ハワードジェイコブズ *「主要都市」について 「京都」を検索すると「東京都」なども出てしまうためはずしています。「京都」は、以下のキーワードで検索してください。参…

SHIBUYA QWS (渋谷キューズ)

…X』の中で描き出したニューヨークの東京バージョンの断面の1つのようにも見え、まだ見ぬ「こうあるべき/ありたいと願う姿」に向かって1つ1つの小さなイノベーションが紡ぎ出されるのではないかという期待感にあふれる「スクランブルスクエア」です。こういった「新しい価値を創造できる「スクエア」」の組み立て(広い意味でのデザイン)」をいろいろなところで試行錯誤したいものです。 2021年11月20日には『シブヤ系まちづくり』という本が工作舎より出版されました。「ちがいを ちからに 変える街…

『THE INNOVATION COMPLEX』(都市は進化する20)

…後の10年ほどの間にニューヨークを舞台に展開した新経済構築のさまを、ニューヨークっ子であり社会学者である著者が活写した快作。 SHARON ZUKIN著、Oxford University Press、2020。副題は「Cities, Tech, and the New Economy」。本題と副題だけではこの本のおもしろさがわからないので、以下に、どのような本なのかを、少し紹介します。 第一.批評より分析にかなり力点を置いた、リーマンショック後の新しい経済の立ち上がりを描い…

『The New Arab Urban』

…e Ponzini、ニューヨーク大学出版、2019年刊。 ドバイをはじめとする中東の諸都市については賛否両論の議論がありますが、ここでは、この地で行われているさまざまな都市開発が世界にとっての都市イノベーションであり、地球上にこうした地があることによって~そしてそこは地球上のヘソのような場所でどの地点からも割と容易にアクセスできることによって~既存の都市ではできないようなさまざまな試みがなされているとみています。日頃馴染んでいるパラダイムからみれば理解できなかったり問題だらけ…

『無形資産が経済を支配する 資本のない資本主義の正体』

…いる。都市、とりわけニューヨークや東京のような大都市に人々が集まるのは、まさに無形資産化しつつある現代Capitalのウマミを求めて吸い寄せられる現象であり、無形資産化が進めば進むほどますます大都市に集中する。そうであるならば、都市計画の目標は古典的なものにこだわるのではなく、そうした新たな無形資産化によるメリットを伸ばす(少なくとも妨げない)ものであるべき、との方向になる。 第五.けれども、無形資産化を伴う新しいCapitalismは、とびっきりそうした能力のあるごく一部の…

「3密」と都市計画

…としては密接の機会を減らす方向なのだが、密接は都市の存在意義そのもの。「にぎやかさ」はむしろ計画されてきた。繁華街とはそのような所。オフィス街は「にぎやかさ」を追い求めたわけではないが、結果において密接を増幅。コンパクトに詰め込まれたその場所も、そこにアクセスする大量の人も。グローバル経済化により東京やニューヨークなどの世界都市はますます密接をつくり出す場所に。 今後、これらの素朴な仮説に難問をぶつけ、都市をよりレジリエントにする都市計画はないものかと探ってみようと思います。

超音速旅客機(SST)で地球が縮まる

…うど10日前のこと。ニューヨークからロンドンに向かった飛行機が、暴風に乗って予定時間より2時間も早い4時間43分で着いてしまったとのニュースが流れました。おお、これくらいならしゅっちゅう往復してもいいね、と思って冷静に考えると、逆向きのルートの予定時間は8時間なので、そのときに乗っていたら8時間ではすまなかったのだろうと。 などといつものように考えていると、今朝の日経新聞に「超音速の翼 再び開発ブーム」という大きな記事が出ていました。 技術というのはおもしろいもので、社会がそ…

Jane Jacobs Medal

…本を読んでいるとき、ニューヨークのハイラインを主導した2人に2010年Jane Jacobs Medalが贈られたという箇所に出会いました(p35)。「おお、こういう形でJane Jacobsの精神は引き継がれているのか」とうれしくなり、さっそく調べてみることに。 この賞の運用はMAS(The Municipal Art Society of New York)という組織があたり、賞を出しているのがロックフェラー財団。2007年にスタートしています。ということは、(少し想像す…

『THE NEW URBAN CRISIS』

…ドのホームレス問題やニューヨークのアフォーダブル住宅との格闘を最近取り上げましたが、本書はこうした問題を、「(クリエイティブ・クラスによる)待望の都市復活が、一夜にして新種のアーバン・クライシスになってしまった」(p3)ととらえ、都市における格差拡大の現実から根本的に持論を取り巻く構造的状況を整理した、「ついに書かれた」書です。クリエイティブ・クラスが集まれば集まるほど、その都市に暮らす非クリエイティブ・クラスとの格差が拡大。住宅価格は高騰して非クリエイティブ・クラスは住宅難…

「強制的包摂ソーニングの功罪」

…れている「移民の街・ニューヨークの再編と居住をめぐる戦い」(森千香子著)を毎回楽しみにしています。今回はその「3」で、前回6月号のその「2」の際も言及させていただきましたが(⇒関連記事1)、2018.8号の標記の記事はさらに都市計画的内容で、実際の評価を下すには時期尚早と思われるものの、動いているニューヨークの新しい都市計画について、都市計画の立場から重要そうなことを書き留めておきます。 第一。「強制的包摂ソーニング」が指定された地区について。UP8月号では2016年に8地区…

ガーメントセンター運営委員会報告&勧告(2017)

…イトルは「移民の街・ニューヨークの再編と居住をめぐる闘い」で、今回は「2」となっているので、「1」もあるはずと探したところ2018.4号に出ていました。ただし、都市計画的観点からは「2」の内容がきわめて興味深く感じました。というのも、ゾーニングの緩和と居住者の追い出しの関係を議論しているからです。まだ「2」なので、この連載のこれからの展開を楽しみにするとして、、、 すぐに思い出したのが「What to Make of New York’s New Economy? The P…

(映画)『ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命』

…すが、1960年代のニューヨークの様子や、モーゼスが高速道路網のために取り壊していく市街地の姿などを実感しやすいのは映像です。また、ジェイコブズの人となりがこの映像からよく伝わってきました。「都市計画革命」という副題から見落としがちですが、モーゼスの高速道路を阻止された大きな理由の1つは財政問題でした。超高層公営住宅が荒廃し次々に破壊されたのも(破壊シーンは本映像の中で最も印象的)、計画・設計した空間での生活も、運営管理も困難となったためでした。このことは、反対運動を政治プロ…

『拡張の世紀 テクノロジーによる破壊と創造』

…れます。2023年のニューヨークとロンドンでは自動運転法案は「今のところ優勢ではなかった」(p36)とされますが。 しかしそれは2023年の話。先にいくと、土地利用やサービス、その提供者はかなり変化します。ドローンなども含む広義のロボットが等比級数的に普及しはじめ、2032〜33年頃には世界人口(人間)の数をロボットの数が追い抜くさまがp199に紹介されています。【in evolution】イノベーションの源泉 本記事をリストに追加しました。 http://d.hatena.…

アベニュー/ストリート/ブロック

…500㎡。少し飛んでニューヨークは山崎の同書で274m×80mと紹介されています。面積21920㎡。以前、薄暗くなったNYを274mの辺に沿って歩いた際、なかなか角までたどりつけず不安になったことを思い出します。「アメリカで最小といわれている」(山崎同書、同頁)60メートル角の街の雰囲気は独特なものです。昨日、バルセロナ帰りのN先生は400メートルを3で割ったバルセロナ市街地は巨大に見えたというようなことをおっしゃっていました。(←道路部分もあるため街区は113.3m四方。た…

1850年の日本の都市人口

…、江戸780000、ニューヨーク645000、ボンベイ575000、サンクトペテルブルク502000、ベルリン446000。 1875年の都市人口。ロンドン4210000、パリ2250000、ニューヨーク1900000、ベルリン1045000、ウィーン1020000、北京900000、イスタンブール873000、フィラデルフィア791000、東京780000、サンクトペテルブルク1418000。 1900年の都市人口。ロンドン6480000、パリ4242000、ニューヨーク3…

『文化資本 クリエイティブ・ブリテンの盛衰』(ロンドンイノベーション(7))

…います。たとえば2位ニューヨークとの差は173.8ポイントですが、文化交流だけで100ポイントの差があります(差の57.5%)。3位東京との差は205.4ポイントですが、文化交流だけで146.8ポイントの差があります(71.5%)。この部分を単純にいうと、「文化・交流の東京のスコアはロンドンの約半分しかない」。ちなみに「文化・交流」は16指標で構成され(22番〜37番)、全70指標の4分の1弱となるため、仮に指標ごとのスコアの割り振りが同じとすると「文化・交流」の差がかなりも…

『CITIES IN CIVILIZATION』(その4) Book Four

…積み重ねで乗り切ったニューヨーク、車の増大に合わせフリーウェイによるネットワーク化の途を選んだロサンゼルス、戦後福祉国家の模範とされ差別なく国民に住宅や社会サービスを提供したストックホルム、産業構造がかわり社会経済が落ち込んだドックヤードを大胆に再生して復活したロンドン。 こうして並べてみると、「確かに教科書的にはそうなんでしょうけど、何かおもしろいこと書いてあるの?」との疑問も。まとめのはずの第29章もあまりぱっとしません。そこで、自分なりの発見をいくつか。 第一。P.ホー…

『CITIES IN CIVILIZATION』(その3) Book Three

…郊外のひなびた地に、ニューヨークの既存映画団体とは一線を画すヨーロッパ系移民らが流入。「スタジオ」を中核とする一種の工場大量生産方式によって映画を生産し系列の映画館をネットワークさせて、それまで一般人が目にするのが困難だったArt(映画)を大衆化。一方、メンフィスでは綿花栽培労働者としてのアフリカ系住民の音楽と、アパラチア山脈を越えてミシシッピデルタに流入した下層白人系住民の音楽とが融合してまったく新しい音楽を創造。これも、汎用技術のおかげでレコードやラジオの音楽媒体がArt…

【in evolution】世界の都市と都市計画(2024.4.29更新)

…後の都市 ・『錯乱のニューヨーク(文庫版)』 (2014.11.8) http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20141108/1415410451 ・『THE NEOLIBERAL CITY』 (2014.5.1) http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20140501/1398916231 ・『Planning Middle Eastern Cities(2004)』+『The Evolving Arab City(2008)』 (2…

『アフリカ希望の大陸 11億人のエネルギーと創造性』

….8.31刊。著者はニューヨーク在住の、ナイジェリア系アメリカ人のジャーナリスト。 ある意味、前記事『Urban Planning in Sub-Saharan Africa』と表裏一体の関係になるともいえる、蟻の目視線からみたアフリカ像・アフリカ論です。「カンジュ」と「しくじり国家」がその根底にある視点・キーワードとなっています。特に「しくじり国家」というとらえ方および訳が絶妙。「しくじり国家(fail states)」は「失敗国家(failed states)」とは実質的…

WHERE WE WANT TO LIVE

…2016刊。 題材はニューヨークの「High Line」のアトランタ版と言えなくもない「Belt Line」。なぜ本書がおもしろいか、もしかすると重要な都市イノベーションとなぜとらえたかを簡潔にまとめます。第一。筆者のRYAN GRAVEL氏は修士論文でこの「Belt Line」を提案。修了後すぐさまこの構想の実現に携わりはじめ、15年かけて、かなりの成果を生み出すに至っている。 第二。1996年に開催されたアトランタ五輪前にも数々の関連する提案はあったが、実現しなかった。け…

THE GREAT INVERSION

…なっていて、シカゴ、ニューヨーク、アトランタ、ワシントンDC、フィラデルフィア、ヒューストン、フェニックス、デンバーが対象です。 ALAN EHRENHALT(ジャーナリスト)著、VINTAGE BOOKS、2012刊。「反転」という大きな枠組みのもとにいくつかの関連し合う諸現象を取り上げているため、ここで議論されているテーマを分解して考えてみます。 第一。ベルリンの壁崩壊後「ネオリベラリズム」が力を持つと、アメリカ諸都市のみならずロンドンでも人口が過去最大になり、東京に諸機…

ドバイ開墾(2) : 砂漠の中の21世紀実験都市

…から見て「なにこれ、ニューヨークの◯◯ビルのコピーじゃん」「このキンピカのファサード、成金の悪趣味〜」などと、ドバイの至らぬ面ばかりが目についていたのが一瞬のうちに吹き飛び、ともかく砂漠の中に、壮大なビジョンをもって、無謀にもこのような都市をつくっていることに対して、素直に、深く感動したのでした。 しばらくして、徐々に、今度は、「どうやって、こんな砂漠の中に、短期間に大都市をつくることが可能なのか?」という疑問が湧いてきます。そもそも水は大丈夫なのか?(年間雨量87ミリ)、こ…

『S,M,L,XL+』

…ttp://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20130625/1372127319なお、『錯乱のニューヨーク』については、以下の記事(都市イノベーション2020 第59話)で。 http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20141108/1415410451[参考] 「【コンセプトノート】都市イノベーション」(Blog内統合ファイル)は以下のURLで。 http://d.hatena.ne.jp/tkmzoo/20141110/1415588957